内容説明
長い間、子供の出来なかった娘のおみよが妊娠した。驚喜する孫六だが、そんな時、おみよの亭主の又八が辻斬りに襲われ大怪我をする。しかも、辻斬り一味は執拗に又八の命を付け狙う。江戸の町を震撼させる辻斬り一味に、はぐれ長屋の用心棒たちが立ち向かう。大好評シリーズ第十弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
33
はぐれ長屋の用心棒「孫六の宝」 10巻。孫六さんがジイジイに、少しは孫の為にお酒は慎むのかな?何はともかく良かった良かったの巻でした。 2014/01/26
史
4
未来の宝を守るため、長屋の民は悪を退治する。2021/12/28
nyaboko
2
孫バカなご隠居頑張る。今回は孫六の娘婿がひょんなことから命を狙われるハメに。ありきたりな悪連中をこらしめる話だが、なぜ娘婿が狙われたのかが最後きちんと理由づけされてたのがいいなぁと(とってつけただけかもしれんがスッキリしててよい)2012/09/04
ひかつば@呑ん読会堪能中
1
確かに「孫六の宝」だ。毎回ハラハラさせられるが今回は孫六の義理の息子又八がターゲット。前回の華町の息子に続き身内の話だと緊迫感が増して、読んでいても入り込み方が違う。ハッピーエンドに終わってくれることは判っているのだが、十分満足できる一冊だった。2012/09/08
まりりんりん
1
孫を待ち望む孫六の気持ちが良く伝わってきた。もう亡くなった祖父を思い出した。わたしを掌中の玉のようにかわいがってくれた祖父。どんなときでもわたしの味方をしてくれた祖父。きっと孫六もそういうおじいちゃんになるんだろうな。2011/08/18