内容説明
アリス&ペンギンが華麗に謎を解く!
ちょっと引っ込み思案な女の子・夕星アリス。冒険家のお父さんから「今回の旅は危険だから連れていけない」と言われ、預けられた先は13階のビルの空中庭園にある【ペンギン探偵社】! そこの探偵はもちろんペンギンで!……え!?ペンギン!? アリスは探偵のししょー(ペンギン)から貰った、鏡の国に入れる不思議な指輪の力を使ってアリス=リドルとして探偵助手をすることに!
美少女怪盗赤ずきんや少年探偵シュヴァリエが巻き起こす、難(珍?)事件にアリス&ペンギンが華麗に謎を解く!
※シリーズ内で登録されていない巻がございます。
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
67
ジュニア小説。中学2年生の夕星(ゆうずつ)アリスは幼い頃から冒険家の父親と一緒に世界中を旅していたが、父が危険地域に行くのをきっかけに日本に帰国。父の友人であるP・P・ジュニアに預けられた。驚くことにP・P・ジュニアはしゃべるペンギンで、探偵だった。アリスは探偵助手として働きながら中学に通う▽時間をかけて思考するアリスの弱点をカバーする不思議な指輪。鏡の世界に入ると時間が止まるのでアリスはゆっくり推理できる。可愛い怪盗赤ずきん、テレビで活躍中の名探偵シュヴァリエなど登場人物が魅力的▽中学生が貸してくれた♡2022/10/24
SIN EIM
15
【推理より活劇として】楽しめる作品。話のテンポがよく、日常と活躍パートの区分けもなかなかのもの。20分アニメにばっちり収まりそう。日常で内気で目立たないな少女が、謎パートでは大活躍。展開は推理といえば推理なんだけどかなりファンタジー。突飛すぎたり、非現実すぎたりする。主人公の便利能力は魔法少女もびっくりの超能力である。登場人物は個性的というか。人間じゃないのもいる。しかも、社会は当たり前に受け入れている。主人公だけが違和感をもっているようで・・・これ自体が謎なのか?2025/04/26
T.Y.
11
考えるのは遅いが覚えるのは得意な中学2年生・夕星アリス。父が冒険に行くため父の友人の所に住むことになったが、その友人というのが探偵社を営む喋るペンギンで…。先祖伝来の指輪で鏡の世界に入って「アリス・リドル」に変身、時間の流れを外れた世界でじっくり考えて探偵助手としての活躍を見せるアリス。自分に少しコンプレックスがあってよく落ち込む女の子が変身して活躍、国際手配の怪盗を追ったりするものの殺人はない軽いミステリ。アリスモチーフのキャラが多いが宿敵は怪盗赤ずきんとかいう幅は作者の過去作を思い出す。割といい塩梅。2017/09/17
Midori Matsuoka
8
小学生の子に教えてもらった。かわいいキャラクターの軽い読み物かな、と手に取る。 冒険家のお父さん不在の間名探偵P・P・ジュニアと名乗るペンギンにお世話になることになった少女アリス。 アリスは考えるのがゆっくりだけど深く考えることで洞察力に長けている。本人は自己肯定感低めで落ち込みがちだけど、実はP・P・ジュニアに舞い込んだ事件を解決する名助手でもある。 そしてもう一つ、アリスの力を発揮させる不思議な「鏡」の力が…。 完璧ではない主人公が魅力的なポップな探偵もの。2025/04/09
titti
6
話の設定が面白かった。P・P・ジュニアのやったことの説明がよかった。2017/03/15