双葉文庫
上野不忍無縁坂―無用庵日乗

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575662191
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

湯治に塩原へ出かけた江戸の魚問屋の隠居・雁金屋冶兵衛は、馬庭念流の遣い手・田代十兵衛と出会う。十兵衛は不義駆け落ちした妻と弟を捜して流浪の旅を続けていた。意気投合した二人は、江戸にある冶兵衛の隠宅・無用庵に向かうが…。時代小説の気鋭が悪を懲らしめる裏稼業の“裏人”を描く、シリーズ第一弾。

著者等紹介

花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年、秋田県生まれ。明治大学仏文学科卒業。フリーライターとして活躍後、1998年、『暴れ影法師』でデビュー。緻密な時代考証と壮大な構想で、現在もっとも注目されている時代小説家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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だいしょう@SR推進委員会

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あいかわらず独特の語り口です。主人公の冶兵衛は旅先でとある因縁を抱える侍と知り合いますが…。ほろ苦い結末に、今までの他の作品と少し違う味わいがあります。本音を言えば、こういう話の持っていき方でなくてもと思いましたが、全てメデタシっていう訳にはいきませんよね。さて、次巻、冶兵衛はどんな人物と出会うのだろう。2011/10/17

まりりんりん

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湯治の帰りに雲助に狙われた魚問屋の隠居、雁金屋冶兵衛は柔術と人相・骨相学の達人でもあった。そんな治平衛が出会ったのは馬庭念流の達人、田代十兵衛。十兵衛は不義駆け落ちした妻と弟を捜して流浪の旅を続けているという。得意の人相・骨相で十兵衛を気に入った冶兵衛は二人を捜す手伝いをする。冶兵衛の隠宅・無用庵で穏やかな日々を送る二人。そんな中、ついに弟と妻が見つかった。その時の十兵衛の決断は・・・。 何というか十兵衛が切なかった。最後に冶兵衛と十兵衛が立ち会ったとき、もっと別の道はなかったのかとやっぱり思ってしまう。2011/08/30

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