双葉文庫
ソリトンの悪魔〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 609p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575658835
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2016年、与那国島の沖合いに浮かぶ、総工費20兆円もかけた巨大な海上情報都市〈オーシャンテクノポリス〉が謎の生命体に攻撃された。近海で操業中の海底油田採掘基地〈うみがめ200〉も被害を受ける。海底に沈んだ観光艇に乗っている娘を救うため、オイルマン・倉瀬厚志の苦闘が始まる。破壊の衝動に狂うソリトン生命体〈蛇ーサーベント〉は、救援活動を続ける海上保安庁の巡視船、自衛隊の護衛艦を次々と攻撃する。海底油田基地〈うみがめ200〉に閉じ込められた厚志たちは、〈蛇〉との戦いに苦悩する。読み始めたら途中では止められない、超弩級海洋アクシヨン!

内容説明

日本最西端に位置する与那国島の沖合に建設中の“オーシャンテクノポリス”。その脚柱が謎の波動生物の攻撃を受け、巨大海上情報都市は完成目前で破壊されてしまった。とてつもない衝撃は、近くの海底油田採掘基地“うみがめ200”にも危機的状況をもたらす。オイルマンの倉瀬厚志は基地を、そして遭難した娘を救出するため、死力を尽くすが…。

著者等紹介

梅原克文[ウメハラカツフミ]
富山県生まれ。会社勤務やアルバイトの傍ら執筆活動を続け、1993年、同人誌「宇宙塵」に発表の中編を大幅に改稿した『二重螺旋の悪魔』で本格的にデビュー。娯楽性に富むダイナミックな作風で注目を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がたやぴん

59
この年、京極氏の魍魎の匣とW受賞した作品。完全にSF作品なのだが、読者に映像として頭の中に残す描写力がスゴイような気がする。下巻での盛り上がりが期待できて楽しみだ。2016/12/17

べすたん

23
読み始めて最初の100ページほどなかなか本に入っていけず失敗かな~~と思っていたのですが、後半は一気に読み進みました。この物語映画「アビス」の話によく似ているのでなぁと思いつつ後半へ・・・2015/01/12

kk

12
「ソリトン」という特殊な波が、なぜか自意識を持って暴れまわり、海底油田のエキスパートである主人公たちが酷い目に遭いながら何とかしようと頑張る海洋SF冒険もの。上巻は600頁に亘ってパニックとクライシスとサスペンスの連続。基本的には暢気で楽天家なkkですが、さすがに読んでるうちに苦しくなってきました。本巻の最後の最後の辺りで、ようやく明るい兆しが見えてきたような。これを支えに、下巻に進もうかな。2019/10/27

おの

6
図書館本。読みたい本から抜粋。ともかく主人公夫妻がうるさくて人騒がせでむかついたが、人間危機が迫るとこんなもんなのかもしれない。1998年の本で、2016年が舞台。実現していることもあるし、していないこともある。ひたすら主人公の娘が不憫。2021/01/10

はまちゃん

5
海洋を舞台としたSFアクション。海上に建設中の都市を襲った謎の生物とのバトルや、海底採掘ベースでのサバイバルがスリリングに描かれている。海上自衛隊員の苦悩や、謎の生物の同類とのファーストコンタクトもおもしろい。下巻も楽しみだ!2013/12/12

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