双葉文庫<br> 怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史

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双葉文庫
怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 590p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575658514
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0195

内容説明

ポーに端を発しながらも、英米とは異なる経過を辿って発展してきたフランス・ミステリーの歴史を、トリック小説の変遷という独自の観点からまとめ、さらに日本のミステリーへの影響をさぐっていく。探偵小説の鬼と言われた著者にして初めてなしえた力作評論。ファン必携の書。

目次

第1部 ロマン・フィユトンの時代―1828‐1918(怪盗たちの夜―概説;百の顔を持つ男―ヴィドック「回想録」;探偵デュパン―ポーの探偵小説とその影響;大衆小説の王様たち―シュー、ユーゴー、デュマ ほか)
第2部 本格探偵小説の時代―1918‐1945(本格的探偵小説、パリ上陸―概説;わが友メグレ―ジョルジュ・シムノン;トリックより他に神はなし―アンドレ・ステーマン;ファンタジーとしての殺人―ピエール・ヴェリイ ほか)
第3部 暗黒小説・スパイ小説・警察小説の時代―1945‐(第二次世界大戦後の多様化―概説;ジョゼ・ジョバンニの好敵手―セリ・ノアールの作家たち;フランス・ミステリーへの期待)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

1
a080、同時期フランスと、イギリスの推理小説の誕生(フランスでは冒険小説のバリエーション)の時期の本を読んでいて、そもそも当時はベルエポック「最良の時代」というか第一次世界大戦の直前で、なんだか読みながら唸ってしまって、今から考えると心当たりはあるんですよね、スパイが普通に小説に出てくる。社会全てがそれを身近なものだと感じていたということか、ルパンのモーリス・ルブランがホームズのドイルに競演を申し出て、断られたから名前を変えて、という有名な話と、それぞれの国の文化の話、題材が小説なんだけど興味深かった。2012/03/15

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