双葉文庫<br> 騙す―ミステリアンソロジー

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双葉文庫
騙す―ミステリアンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575529456
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「騙す」をテーマに描いた、どストレートのミステリ五編を収録! 心理戦、伏線回収、どんでん返しなど、読み手の思考を鮮やかに裏切る五者五様の物語を全編新作でお届けします!


【目次】

内容説明

極上の「騙し小説」を五編収録!騙される前に謎を解いてください。大学の女子寮で起きた殺人事件、犯人は寮の中に―「桜の夜に殺人を」。詐欺被害者の依頼だけを引き受ける弁護士の思惑は―「弱者の幻影」。振り込め詐欺に遭ったのに、母はなぜか笑顔だった―「空白の着信」。清朝時代、宦官制度の下で繰り広げられた陰謀とは―「宦官の嘘」。閻魔と対峙する詐欺師による、人生最期の詐欺―「閻魔vs.詐欺師」。

著者等紹介

彩坂美月[アヤサカミツキ]
1977年、山形県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。『未成年儀式』で富士見ヤングミステリー大賞に準入選し、2009年にデビュー(文庫化にあたり『少女は夏に閉ざされる』に改題)

五十嵐律人[イガラシリツト]
1990年、岩手県生まれ。東北大学法学部卒業。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。2020年、『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞しデビュー

楠谷佑[クスタニタスク]
1998年、富山県生まれ。高校在学中、小説投稿サイト《小説家になろう》に投稿した作品が編集者の目に留まり、2016年に『無気力探偵~面倒な事件、お断り~』でデビュー

潮谷験[シオヤケン]
1978年、京都府生まれ。2021年、『スイッチ』(刊行時に『スイッチ 悪意の実験』改題)で第63回メフィスト賞を受賞しデビュー。同年、『時空犯』で「リアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10」の第1位に選出。25年、『伯爵と三つの棺』で第46回吉川英治文学新人賞、第25回本格ミステリ大賞(小説部門)、第78回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)の候補

桃野雑派[モモノザッパ]
1980年、京都府生まれ。帝塚山大学大学院法政策研究科世界経済法制専攻修了。2021年、『老虎残夢』で第67回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

51
タイトル通りに騙しをテーマに作られたミステリ5編。 「桜の夜に殺人を」 大学の女子寮で起きた殺人。 4人いて1人が殺されたので3人の中に犯人はいる。 お互い疑心暗鬼になる中、死体遺棄の提案が出る。 途中の情報が重要な鍵になっており、ラストにはしっかり騙しが。 「閻魔VS詐欺師」一番楽しめたのがラストのこの話。 地獄に落とされた詐欺師の譲治。 息子と共に落とされており、何とか抜け出ようと、地獄の法廷で舌戦を演じる。 譲治の真意が知れる最後に詐欺師としての意味があり、暗いのに明るい締めなのが印象的。2026/10/16

さっちゃん

48
大学の女子寮で殺人事件が…彩坂美月「桜の夜に殺人を」、頂き女子の被害者が紹介された弁護士は…五十嵐律人「弱者の幻影」、一人暮らしの母がオレオレ詐欺に遭ったのに…楠谷佑「空白の着信」、清朝時代に借金の形として商人の妾にさせられた女性は…潮谷験「宦官の嘘」、閻魔の地獄の審判で詐欺師は一世一代の詐欺を…桃野雑派「閻魔vs.詐欺師」の5編。/「騙す」がテーマのアンソロジー。誰が誰をどう騙しているのかが面白い。マイベストは、閻魔を騙して何とか切り抜けようと奮闘する男の隠された理由に胸が熱くなる「閻魔vs.詐欺師」。2026/09/13

nyanco

28
「騙す」がテーマのアンソロジー 彩坂さんの女子大寮、クローズドサークルの殺人。犯人は3人の中の誰か。犯人探しではなく、事件そのものが就職など、これからに不利益になるから埋めちゃおうという展開が面白かった。 ラストのひねりも良かったです。五十嵐さんは「いただき女子」のお話。いただき女子・メルを助けようとする女の子と弁護士のお話。いや~、メルちゃん、どんだけ素敵なんですか。楠谷さんはお初、振込詐欺にあった母、息子との関係性の描き方が良かったです。桃野さん、閻魔様のお話、今回は少し私には合わなかったかな、残念。2026/09/29

だるま

17
『騙す』をテーマにした5編のアンソロジーで文庫オリジナル。登場人物の間で「騙す騙される」が展開される作品と、作者が読者を「騙す」作品と、それら両方兼ねている作品があり、全く油断出来なくて面白かった。彩坂美月さんに一番期待していたのだが、疑問が幾つか残ったまま終わってしまい唖然。今回はイマイチ。短編初読みの桃野雑派さんがとても良かった。『案山子の村の殺人』以来ファンの楠谷佑さんは、息子が事故を起こしたという振り込み詐欺を受けた母親が、直後に笑顔で美容室に来たのは何故かの謎。何かユニークだよね、この著書😄。2026/09/10

あさみ

15
5人の作家によるアンソロジー。彩坂美月「桜の夜に殺人を」は早めに気付いてしまったので、答え合わせ出来ました。五十嵐律人「弱者の幻影」は頂き女子りりちゃんをモチーフにした話。この弁護士がどの話より一番ヤバい。楠谷佑「空白の着信」は詐欺に遭った母がなぜ笑顔だったのかを調べる話で面白かった。潮谷験「宦官の嘘」は薬屋のひとりごと見てるみたいだった。桃野雑派「閻魔vs.詐欺師」は殺された男が閻魔に裁かれる話なんだけど、陳腐な舞台芝居見てるようだった。騙される前に謎解き、楽しんでください!2026/09/11

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