内容説明
早朝のベルリン大聖堂に、深紅の血が降り注いでいた。丸天井の下、頭上10メートルほどの位置に、女性牧師が吊り下げられていたのだ。通報を受けて殺人現場に駆けつけたトム・バビロン刑事は、信じがたいものを目撃する。被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。それはかつて、トムが少年の頃に川で見つけた死体のそばにあった物と同じだった。鍵は10歳で失踪した妹が持ちだしていたのだが、なぜ今、ここに現れたのか。謎を追ううちに、トムは恐るべき真相を暴きだす。圧倒的スピードで疾走するドイツ・ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
129
ドイツのミステリー作家の書いた4作シリーズの1作目です。東ドイツ生まれのベルリン州刑事局の上級刑事が主人公でこれに女性の臨床心理士が相棒として同行していきます。早朝のベルリン大聖堂で女性牧師の死体が吊り下げられていたことから事件が進展します。事件の起きた9月3日から5日までの事件捜査と19年前の主人公の少年時代に起きた妹の失踪事件とがからんでいきます。当面の殺人事件の犯人は解決しますがその他にも謎があり続いていくようです。主人公の性格がどうも好きになれない感じです。2025/08/02
ちょろこ
126
不穏感纏った一冊。このドイツが舞台の4部作が起承転結だとしたら、まさに"起"の位置付けと思わざるを得ないシリーズスタートの第一巻。序盤からベルリン大聖堂での衝撃的な事件といい、主人公の刑事トムが抱える過去といい、終始纏う不穏感が心をざわつかせてきた。一巻のキーポイントは17と刻まれた鍵。17の鍵に秘められた謎は妹が失踪した過去と現在を結ぶのか…。トムの逸脱した行動も、登場人物の多さもとにかくスピード感が掻き消す感じ。真相は明かされたものの、もちろん次巻へといざなう不穏な幕閉じが心掻き立てる、ニクい面白さ。2025/05/25
yukaring
111
圧倒的なスピード感と謎多き展開、癖のある登場人物たち。これは追いかけたいドイツ・ミステリの新シリーズの開幕。ベルリン大聖堂に吊り下げられた惨殺死体と首にかけられた「17」と刻まれた謎の鍵。現場に駆けつけたトム・バビロン刑事は震撼する。彼は鍵に見覚えがあり、そして彼の妹はその鍵を持ったまま行方不明になっていた…。彼の過去と現代の猟奇殺人が交差していく。友人たちへ届く不気味な鍵と跋扈する不審人物。誰も彼も怪しい動きで捜査は難航するが、執念で暴き出す恐るべき真実。いくつか謎は残るが次作があると聞いて納得だった。2025/02/13
えにくす
101
衝撃のドイツミステリー、ここに降臨。暴走刑事トムと相棒の心理士ジータの活躍を描いた、クライムサスペンスだ。首都ベルリンの大聖堂で、女性牧師の吊るされた死体が見つかった。トムは上司の命令を無視して現場へ。19年前に体験した事件と共通の、17番の鍵が発見されたからだ。そして犯人の魔手がトムの仲間たちに忍び寄り、新たな惨劇が発生。果たして事件の真相を解明して、恐るべき連続殺人を止める事が出来るのか。面白かった!最初は主人公が暴走し、登場人物も変なのが多くて戸惑ったが、中盤から疾走感が出て来て一気に面白くなった。2025/06/04
タツ フカガワ
81
ベルリン大聖堂で丸天井に吊り下げられた女性牧師の凄惨な死体が発見される。トム・バビロン警部は、死体の首にかけられた“17”と刻まれた鍵を見て19年前の出来事を思い出す。それはトムが14歳のとき、友人らと川底で見つけた死体のそばにあった鍵と同じものだった。主要人物がそれぞれ秘密を抱えて捜査に当るドイツ産の警察小説。絡み合った糸がひとつに収斂していく終盤は読む手が止まらなかった。ただもう一つの殺人事件もトムに解明して欲しかった。そこがちょっと残念ではありました。2025/11/24
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