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出版社内容情報
いじめ,登校拒否,家庭内暴力,校則,体罰,児童虐待などの切実な課題に「酒鬼薔薇聖斗論」を加え,〈イノセンスの固執と解体〉という独自の観点から全力で応える注目の問題作。
内容説明
本書は子どもがふるう暴力、子どもに対してふるわれる暴力についてイノセンスという観点から考察を加えたものである。
目次
序 イノセンスの壊れる時
イノセンス論
家庭内暴力論
拒食症・過食症論
校内暴力論
暴走族論
性非行論
校則論
体罰論
両親殺害論・遺棄論〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tnk.UZ
1
生きる人間は、自分から産まれてきたのではなく、他者によって産まされた存在。身体も姓も名前も親も、自ら選んだものではなく、強制的に与えられたもの。そこには自己に対する責任はない。このイノセンスをもとに、あらゆる学童期の問題を解説する。家庭内暴力・拒食・過食・校内暴力・暴走族・性非行・校則・両親殺害・遺棄・強姦・児童虐待・登校拒否・体罰・酒鬼薔薇聖斗・などなど。実際の事件をもとに思考が展開されていく。良本。2010/12/21
骨麒麟
0
表出したイノセンスを受け入れてもらうのはきっかけでしかないだろうし、そこからむしろ嵩に掛かって開き直って、「引き受けられない」で止まっちゃう人もたくさんいるんだろうな、という感じはする。そこからどう動いていけばいいんだろう。2011/09/29
SAHARA
0
これじゃなくて、『いじめはどうして起きるのか』を読んだ。人間は追い込まれるとイノセンスに戻るらしい。そうならないひとが大人と呼ぶにふさわしい。2021/07/10
774
0
図書館で見つけて読んだのですが、なぜ『いじめ』をするのかについて良く書かれていて面白かったです。でも随分前に読んでうる覚えなので今度また借りてみようかと思います。