出版社内容情報
裕福な暮らしをする野々山あすかと、窃盗をくりかえしながら裏社会で生きる久米明日香。あすかが友人と話している場に偶然居合わせた久米は、とある高級老人ホームの存在を知る。侵入を企む久米だったが、かつての仲間の不穏な動きによって事態は思わぬ方向に動き出し――。人間模様が複雑に絡み合う傑作長編サスペンス。
内容説明
高級老人ホーム「いこいの園」で暮らす裕福な老婦人である野々山あすかと、窃盗を繰り返しながら裏社会で生きる久米明日香。偶然居合わせた場であすかの会話を耳にした久米が「いこいの園」への侵入を目論んだことから始まる物語は、2人の家族をはじめとした多くの人間を巻き込んで、全く予想だにしない方向へと転がり出す。次々に起こる事件の裏で、愛憎交わった様々な人間模様が錯綜する、ノンストップ長編サスペンス。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。ミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説などで幅広く活躍。2005年に第9回日本ミステリー文学大賞、16年に『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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