出版社内容情報
シリーズ累計55万部を突破した著者の「家族」シリーズから、著者が主宰する朗読劇で上演される作品をセレクト。収録作はいずれも、読後に心が揺れる感動作。あたたかい涙をお約束します。
内容説明
家族とは、自然に「ある」ものではなく、「なる」ものではないか。人間の一人一人が持つ希望や悩み。そこには、家族の数だけドラマがあり、笑いもあれば涙もある―。一貫して「家族」のあり方を描いてきた著者の作品から、選び抜かれた7編を収録。ときに切なく、ときにあたたかく。多くの読者の涙を誘った「家族」シリーズのベスト版。
著者等紹介
森浩美[モリヒロミ]
放送作家を経て1983年より作詞家として活躍。作品総数は700を超え、ヒット曲も多数。2006年、初の短編小説集『家族の言い訳』を発表。一人の人間が持つ悩みや希望を家族の物語として描き、多くの読者の共感を得る。近年はその「家族」シリーズを軸にした朗読劇「家族草子」を主宰し、日本各地で公演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
53
家族シリーズのベスト版で厳選された7話。離婚し別れた娘と父の物語『いちばん新しい思い出』、ラジオ番組のアナウンサーと母との物語『最後のお便り』が良かったです。2024/02/23
masayuki
6
森浩美さんの家族シリーズにはまって読みふけったのはいつだっただろう。そのシリーズから収録したベスト版。何回読んでも感動するし、涙もあふれる。森さんの書く「家族のかたち」はどれも読む人を幸せな気分にさせてくれるから好きだ。本書では最後の2作品「イブのクレヨン」と「最後のお便り」が特に心に沁みる。2023/11/15
おうさま
4
家族シリーズのベスト版。初見ではないはずなのに、どれも初めて読んだように心打たれた。「渡り廊下のっ向こう」と「いちばん新しい思い出」は特によっかったなぁ。2023/11/16
りょう
4
森さんはほんとにこういうのが上手くて、職人技にうまいと思う。日本人のツボをちゃんとうまくとらえるうまさ。それが、感動かというと、それはまた別。2023/11/02
まっきーママ
3
「家族」をテーマにした短編集(7選)。どの作品も胸に迫ってくるものがあった。子どもにとって親は絶対的な存在である。しかし、親は初めから「親」ではないのかもしれない。子どもと過ごす時間の中で親になっていくのでは…と感じた。どの作品も良かったが、特に「最後のお便り」は涙が止まらなかった。息子の思い、母の思いが最後の最後に手を取り合ったような気がした。我が母の顔が浮かんだ。また、娘と父親との関係を描いた「いちばん新しい思い出」もよかった。涙の後にじんわりと温かい心持ちになった。2024/12/25
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