出版社内容情報
コミカライズ&アニメ化もされた、大人気シリーズ、19弾!
内容説明
二月の昼下がり、小松探偵事務所にいた家頭清貴の元を、賀茂澪人が訪ねてきた。自身も除霊を請け負っている『拝み屋』である澪人は、仕事の依頼に来たという。一つは清貴への鑑定の依頼だが、もう一つは小松探偵事務所への依頼だった。「とりあえず、お化け屋敷に来てもらわなあきまへん」―澪人が言う「お化け屋敷」に向かった清貴たちを待っていたのは…。大人気シリーズ、第19弾!
著者等紹介
望月麻衣[モチズキマイ]
北海道出身。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞でデビュー。2016年本作が『京都本大賞』を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
88
拝み屋さんシリーズとのコラボとの事ですが、そちらは読んだことがありません。それでも十分に楽しめた。ちょっとしたホラーとキュンキュンが絶妙です2024/03/24
里愛乍
82
シリーズも19巻。清貴くんと葵ちゃんの成長(本性?)の変化ぶりにたまに4巻とか6巻とか初期の頃の彼らを見る(読む)と微笑ましくなってしまいます。小松さんもすっかりレギュラーだし。そして今回登場するのは出版社の壁を超えてなんと澪人くんがゲスト出演!これまでのコラボSSとは違ってがっつり活躍、これはファンにとっては嬉しい!これだけ長いシリーズなのに新ネタ豊富なのが素晴らしい。香織ちゃんもここにきてやっと素敵なお相手が♡それでいて不穏なラストとか、まだまだ先が楽しみなシリーズです。2023/03/11
ひさか
77
2023年2月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ19作目。望月さんのもう一つのシリーズとのコラボで、優れた鑑定士にとっては、呪や霊も鑑定しちゃうてなオチもあったりして、ちと安易な展開か。ラスト付近て登場する円生の話が次回の不穏な展開を示唆しているようで、楽しみです(ちっとも不穏ではなかったりして…)。2023/03/19
本詠み人
66
えっ?!誰誰??最後に円生のところに訪ねて来たのは…🤔今作も安定の甘々な清貴&葵💕は置いといて、拝み屋さん 賀茂澪人が登場。怖がりな私にはちょうど良い怖さでした(笑)2023/03/08
hiro
62
このシリーズは19巻目だが、“6.5”とか“0”もあるのでもう20巻を超えている。今回は望月作品でも読んだことがない『わが家は祇園の拝み屋さん』とのクロスオーバー企画で、堀辰雄の『風立ちぬ』やレマルクの『西部戦線異状なし』の古書とお化けが一緒に登場するので、一瞬『京都バンドワゴン』かと疑ってしまう。葵の登場の場面が少ないのは残念だが、インスタでイチョウの落葉時期に人気の岩戸落葉神社など京都市北部の名所が紹介され、いつものように京都紹介の本としても読んだ。今年も黄色い絨毯で敷き詰められた小野郷を訪れたい。2023/08/09