出版社内容情報
大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。しかし、父が死に際の言葉を聞いて、病死した母は殺されたのではないかと思い、謂名村を訪れる。だが、待ち受けていたのは首吊り死体だった――。完全密室の謎を解いた果てに見えてくるのは、悲哀に満ちた家族の物語。探偵・海老原浩一シリーズ最新作!
内容説明
大学生の飛渡優哉に故郷・謂名村は禁断の土地だった。しかし、父の死に際の「謂名村…殺され…」の言葉を聞いて、病死した母は殺されたのではないかと思い、故郷を訪れるのだが、まったく歓迎されず戸惑っていた。そんなとき、村の美濃焼工房で首吊り死体が発見される。優哉はかつて自分の窮地を救ってくれた探偵に相談することに―。完全密室の謎を解いた先に見えてくるのは悲哀に満ちた家族の物語。探偵・海老原浩一シリーズ第8弾!
著者等紹介
小島正樹[コジママサキ]
埼玉県生まれ。2005年、島田荘司との共著『天に還る舟』でデビュー。08年『十三回忌』で単独デビューを果たした。15年『扼殺のロンド』で第6回駅の中の本屋さんが選んだ「エキナカ書店大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momi
45
探偵・海老原浩一シリーズ第8弾!禁断の土地でおきた哀しい物語…。王道ミステリーでガッツリ堪能させてもらったところに著者らしい「やりミス」ぶりがあって面白かったです!!2021/03/02
雨
37
久々に読んだ海老原浩一シリーズ。何とも言えない切ないラスト。トリックは多少んん?となったが面白かった。2021/05/01
papako
34
あいうえお順で『う』に入ってきた。久々の作者の海老原シリーズ。もうほとんど内容なんかは覚えてないけど、あー、こんな感じだったなって文章で楽しみました。人が死んでても、なんか皆あっさりしてるんだよな。今回は、こんなにトリックに凝らなくてもよかったのでは?必然性がわからなかったから、ちょっと不満。2025/02/27
あっちゃん
33
父子家庭に育った大学生の主人公、その父が病気で亡くなり、最後の言葉で生まれ故郷に行く事に決めたが…、今の時代にそんな村が?と思うかもしれないが、ちょっと前まで私そういう所に住んでたわ(笑)今回はトンデモトリックより、真犯人にビックリ!普通にフーダニットで来るとは!( ̄▽ ̄)2022/01/11
engidaruma2006
24
海老原探偵シリーズの第8弾。主人公の父親が肺癌で亡くなる直前に洩らした謎の言葉。その言葉と母親の死に関係があると思い、生まれ故郷を訪れる。だが、そこの村人が全員、主人公に不審な態度をとる。困り果て、友人でもあった海老原に救いを求めるが、ほぼ同じ頃、密室の中で首を吊った死体が発見されて・・・というストーリー。 相変わらずグイグイ読ませるが、密室トリックは似た前例がある(誰の作品かは思い出せないが)。それでも、この犯人は予想外で唸った。やはり面白い。ところで、何故この作品から文庫書き下ろしになったのかな?2021/05/27
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