出版社内容情報
「ホテル櫻葉」は神様や妖怪が泊まりに来る出雲のお化けホテル。ベルガールの時町見初やフロントの櫻葉永遠子をはじめ従業員もみな、人間も神様も妖怪も分け隔てなくおもてなしをしている。そんなある日、「ホテル櫻葉に行けば、悩みも解決してくれる」との話を聞きつけた、変な妖怪たちが押しかけてきた。彼らは、かつての主だった青年を助けてほしい、と懇願する。その青年は消滅してしまった神の生まれ変わりだというが…。笑って泣けるあやかしドラマ、待望の第九弾!
内容説明
「ホテル櫻葉」は神様や妖怪が泊まりに来る出雲のお化けホテル。ベルガールの時町見初やフロントの櫻葉永遠子をはじめ従業員は皆、人間も神様も妖怪も分け隔てなくおもてなしをしている。そんなある日、「ホテル櫻葉に行けば、妖怪の悩みを何でも解決してくれる」との話を聞きつけて三匹の鬼がやってきた。鬼たちは、このままでは呪いのせいで死んでしまう、自分たちの主様を助けてほしいと懇願する。笑って泣けるあやかしドラマ、待望の第九弾!
著者等紹介
硝子町玻璃[ガラスマチハリ]
2014年、第2回「なろうコン大賞」を受賞し『異世界の役所でアルバイト始めました』(双葉社・モンスター文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
36
永遠子の救出から、神様やら元神様のお助けと今回もホテル櫻葉は忙しかった。風来達や白玉は相変わらず可愛いし、冬緒の気持ちに疎すぎる見初も変わらずで安定感あり。見初の力、また強くなったの?それとも何か身に付いた?気になるところを残しながら次に繋がるみたい。新しい仲間も増えたし楽しみにしておこう。2021/10/29
一華
29
九作目…櫻葉ホテル及び、永遠子に忍びよる不穏なできごとは解決に至らず、次巻へ…なんともイヤなあと味を残したまま…だが、そのあとはせつなくもあたたかなお話が三話…櫻葉ホテルに新しい仲間も加わり、見初と冬緒の関係に変化はあるのか?そして、見初の新たなる力とは…楽しみ♫2021/01/08
みかんめろん
28
図書館本。10巻を読んでストーリーを忘れていたので再読しました▼最強妖怪碧羅が永遠子を拐う。恨みの原因はホテル櫻葉と永遠子の祖母悠乃そして碧羅の姉雲居が関係しているらしく…▼祖母のため妖怪退治に出雲に来た少年と記憶を消す妖怪の過去▼火々知が会いに行ったのは秋を呼ぶ寂しがり屋の神様と使いの銀の狼▼前世は神様だった青年。優しい神様だったのに我儘な人間と余計な手を出す者のせいで悲劇が…▼おまけの風来と雷訪が可笑しすぎました。ポンコツにも程がありすぎて(笑)▼大充実。シリーズ中でも出色の1冊でした。2024/07/24
ありす
24
本当にこのシリーズは読めば読むほどニヤニヤが止まらなくて困る。悲しい因果もあれば嬉しい縁もあり、良い妖怪もいれば悪い人間もいる。悲しい話が多めではあったけど、終わりが前向きな感じなのが良かった。見初のスマホに残された写真。見初自身も気付かない気持ちの変化が次巻への期待に。【シリーズ9作目】2022/10/01
よっしー
20
今回の話の中心は永遠子さんでした。手に終えない妖怪に狙われ、どうなるのやら…と思っていたのですが、サクッと解決したのに驚きました。その後の方が人の手には終えないトラブル。妖の恨みも恐ろしいですが、やはり神には手を出してはいけないし、神様が人間社会に干渉しすぎるのも良くないのだと言う事を改めて感じたお話でした。とはいえ、結果的にはホテルに新しい仲間か増えたのは何よりです。 今回は見初と椿の微笑ましいやり取りは少なかったのですが、動物達の夜更かしの結果にほっこりさせて貰いました。2022/08/01