出版社内容情報
戦後のミステリ界を牽引した大御所作家4人による鉄道ミステリの傑作選。昭和の国鉄時代の懐かしの車両を舞台に時刻表を巧みに使ったトリックや電車が舞台だからこその謎解きが披露される。今回は数ある名作の中から珠玉の四編を収録。懐かしい車両と今も色あせない巧妙なトリックに酔う一冊。
内容説明
東京駅近くで男の死体が見つかる。やがて容疑者が捕まるが、犯行推定時刻、その男は列車に乗っていた(「早春に死す」)。あずさ3号の車内で男が殺された。京都と長野の間を犯人はどうやって移動したのか!?(「あずさ3号殺人事件」)。社長に殺意を抱く秘書の男が時刻表トリックを使い犯行を計画するが…(「特急夕月」)。東京行きの新幹線が新大阪駅を出てすぐジャックされた。犯人たちの要求は現金と逮捕された仲間の釈放だった(「新幹線ジャック」)。昭和の傑作鉄道ミステリを選りすぐったアンソロジー。
著者等紹介
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1919年東京生まれ。60年『黒い白鳥』『憎悪の化石』で日本探偵作家クラブ賞を受賞。01年に第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002年逝去
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。64年『四つの終止符』で単行本デビュー。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年に『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞
夏樹静子[ナツキシズコ]
1938年東京生まれ。70年、江戸川乱歩賞の最終候補に残った『天使が消えていく』で単行本デビュー
山村美紗[ヤマムラミサ]
1931年京都生まれ。74年、江戸川乱歩賞の最終候補に残った『マラッカの海に消えた』で単行本デビュー。83年には『消えた相続人』で日本文芸大賞を受賞。1996年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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涼
えみ
がらくたどん
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
ごへいもち