出版社内容情報
郷里の山口から上京した青年・詩人美。中原中也、高村光太郎などを詩を愛する心優しい青年は、新宿・歌舞伎町で暮らす叔父の無塁のもとに身を寄せた。詩人美は叔父のもとで様々人と出逢い、恋をしたり、勝負の厳しさを味わったり人として成長していく。伊集院静でなければ描けない極上の青春物語。
内容説明
郷里の山口県から上京した青年・青川詩人美。詩を愛し、母を想う心優しき青年は、新宿・歌舞伎町で暮らす叔父・無塁のもとに身を寄せた。根は優しいが破天荒な叔父のもとで詩人美は様々な人に出会い、色々な経験を積んでいく。恋を知り、勝負の場に身を置き、旅をして、大切な人を失いながら、青年が一人前の大人の男に成長する姿を描く。
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県防府市出身。立教大学文学部を卒業後、81年に『皐月』で文壇デビュー。91年には『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞を受賞。92年には『受け月』で第107回直木賞を受賞する。その後も、『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞、『ノボさん小説正岡子規と夏目漱石』で第18回司馬遼太郎賞を受賞している。16年には紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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