出版社内容情報
探偵のもとをひとりの少年が訪ねてきた。「友達のお父さんが死にました。でも、自殺じゃないかもしれないんです。それを調べてもらえませんか?」──高名な大学教授の死。その背後には、沖縄・海底遺跡の発掘についての疑惑があった。その発掘は偉業か捏造か!? 古代遺跡をめぐる人々の相剋を描いた傑作ミステリー。探偵・石神達彦シリーズ第2弾!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
納間田 圭
102
空は毒々しいままに青く…陽光は強烈。水平線には真っ白な入道雲。そんな沖縄の海に沈んだ巨大な岩盤…これは自然にできた地形ではない。そこには…神々が沈み眠っているのか。捏造疑惑で自殺したという噂の大学教授。調査を請け負った…もと刑事の探偵の男。鍵を握る…ユタの血を引く沖縄生まれの娘。 もしかしたら太古の昔は…沖縄諸島はムー大陸?…邪馬台国? 考古学者と地質学者のそれぞれの身勝手な考え方。ロマンある謎の中の…とても狭い狭い真逆すぎる主張と自己都合。その辺の諸事情の解説には…思わずヘキヘキ2026/04/04
kk
27
謎の海底遺跡、ニライ・カナイ神話、ムー大陸伝説なんかを大学教授の死と強引にブレンドしてグルグル掻き回してます。前作に比べると、トンデモ本的色彩よりもミステリー的要素がちょっと強め。ぜひ皆さんにお薦めしたいって感じじゃありませんけど、登場人物のキャラもそれなりに立ってるし、読後感もまずまず。エンタメ系のライトな読み物として、kk 的にはけっこう楽しませてもらいました。2020/11/02
クルミ
12
探偵・石神達彦シリーズ2。1を飛ばして。高名な大学教授が亡くなった。自殺とされたが、娘の友人の少年が「自殺じゃないかもしれない」と調査を依頼。沖縄海底遺跡の発掘に絡む疑惑。ムー大陸とか邪馬台国とか。古代遺跡についての解釈も一つではなく、関わるに人間の思惑も。2025/11/17
V6_1800
11
前作読んだのでこちらも借りてきた。文が丁寧で読みやすいし、娯楽小説としても悪くない出来。探偵ものとしてはいいんだろうが、推理小説としては微妙。ファンタジー要素と現実的な問題(基地問題とか政治家の影響力とか)が両方散りばめられてるので、ごちゃごちゃなる人はいないのかなといらぬ心配したり(笑)。2023/10/10
Katsuto Yoshinaga
9
「神々の遺品」に続く、今野敏氏のトンデモ本シリーズ第2弾。今回の題材は沖縄の海底遺跡で、ウルトラセブンを嗜んだ世代には定番ネタである。テンポが良く、良い人悪い人をミスリードしていく描き方なんか、さすが手練れの著者で十分楽しめた。しかし、スケール感は乏しく、よくできたTVの2時間ものといった感じであった。著者の神々云々モノは、どこまで本気で書いているのか気になったが、作中にトンデモ本をちょっと揶揄するところがあり、著者にとってはあくまでネタの一つなのだろう。2020/06/21




