出版社内容情報
こんな国、滅んでしまえばいい――空(ルビ:から)の花轎(ルビ:かきょう)の“秘密”が明らかになる時、過去の亡霊が国を揺るがす――国の危機を救おうと、新皇帝の双子の弟・郭郭央と共に偽りの夫婦を演じた秘密をもつ相国の女官、陶蓮珠。無事に帰ってきた本物の皇帝夫婦のため、立后式を成功を目指すが、厄介事ばかりが舞い込んで……。過去と現在の陰謀が絡み合い、秘めた恋は無情な選択を迫られる。バリキャリ女官と皇帝の弟の、W身代わりの契約結婚、再び――!! 大反響の圧倒的中華ファンタジー待望の第2弾!!
内容説明
こんな国、滅んでしまえばいい―空の花轎の“秘密”が明らかになる時、かりそめの平和が揺らぐ―新皇帝の双子の弟・郭翔央と共に偽りの夫婦を演じる相国の女官、陶蓮珠。上級官吏になった蓮珠は無事に帰ってきた本物の皇帝夫婦のため、立后式の成功を目指すが、わがまま公主のお世話など厄介事ばかりが舞い込んで…。陰謀が複雑に絡み合い、秘めた恋は無情な選択を迫られる。バリキャリ女官と皇帝の弟の、W身代わりの契約結婚、再び―!!大反響の圧倒的中華ファンタジー待望の第2弾!!
著者等紹介
天城智尋[アマギチヒロ]
東京都生まれ。作家集団「インクブルー」所属。『後宮の花は偽りをまとう』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あっか
79
新刊。シリーズ第2弾!最後、えー!?という真実にびっくり!思わず読み返しちゃいました。二度読みで気付いたけど、蓮珠は知ってるっぽい…?いやあれだけの関わりで知らない方がおかしいか…花香君の男装警護が云々とか、彼があそこに通っていたのももそういうことかーとかいっぱい伏線が張り巡らされていました。結局司馬衛の背後にいたのは?皇帝夫婦の誓約って?2人の間に何が?など気になること多すぎるしまだまだ展開がありそうで続刊が楽しみです。蓮珠たちも良い感じで進展していて良かった♡獲物→得物や接続詞抜けなど誤字脱字がー。2019/07/23
はつばあば
53
う~ぅあんまりだ!。それが身代わりになってくれた蓮珠に対する言葉か!。翔央の双子の兄は流石皇帝になる器よ。非道とも言える終章のきな臭い終わり方。確かに大事な弟には臣下の強力なる後ろ盾が必要だろうが、それを排除すべく1巻とこの巻があったのではないか。はぁ・・凡人、しかもまだら認知の入ってる婆にはもう少し思いやりのある上司・皇帝でいて欲しいものだ2022/12/30
よっち
53
前回の功績から上級官吏に昇進、皇帝直轄の行部で働くようになった蓮珠。威妃の立后式が近づく中、彼女の境遇を見定めるため妹の妹威公主がやってくる第二弾。居場所や地位が変わっても相変わらずな蓮珠が、勘違いからまたもや立后式を巡る騒動に巻き込まれてゆく展開で、そんな中で頑張る彼女が周囲に慕われ味方が増えてゆく様子が伺えましたけど、わりと真っ直ぐな翔央と身分違いに思い悩む蓮珠の見守りたい関係を、うまいこと利用しつつも双子の弟を溺愛するがゆえに冷徹な目で見つめている皇帝が怖い…これからもいろいろ巻き込まれそうですね。2019/10/23
ℳℯ
47
★★★★☆ 今巻は蓮珠が威妃の身代わりではなく、行部の上級官史や後宮の女官、寵妃など色々な地位を転々とする話。ストーリーは一巻と変わらず面白く、特に蓮珠と翔央の会話にはきゅんきゅんさせられた。また一方で、弟を愛する皇帝の蓮珠の視線が冷徹で、どう考えても利用して後で捨てる気満々なところが二人を切り裂くのだろうな、と考えると続きを読むのが怖くなる。それでも衝撃の事実と共に訪れる不穏な予感に、三巻を手に取らずにはいられない。次巻も楽しみだ。2021/03/20
ありす
41
ずっと人物紹介に疑問があった。終章ラストで思わぬ真相にビックリすると同時に納得もした。政治的な思惑が交錯しすぎて、前作ほど入り込める感じではなかったけど、それでも面白かった。特に好きなのはやはり蓮珠と翔央二人のシーン。夜中の逢瀬での翔央の攻めが良かった。だいぶ近づいた二人、あとは身分の壁だけかと思ったら…二人を引き裂こうとするのはあの二人!?色々なものを乗り越えて二人には幸せになってほしい。【後宮の花シリーズ2作目】2020/11/14
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