出版社内容情報
東京・吉祥寺にある『さくらい動物病院』。院長・亜希には、動物の言葉が理解できるという不思議な力がある――大学院生の手塚が通う大学で飼育されているミニブタが、人に懐かず困っていると聞いた亜希。心を開かせることを目的に、亜希はミニブタの世話を申し出た。徐々にミニブタの気持ちに寄り添っていく亜希は、ミニブタの抱える”記憶”に気づくが――不思議な力を持つ獣医と動物たちの、心温まる物語。
内容説明
東京・吉祥寺にある『さくらい動物病院』。院長の亜希には、動物の言葉が理解できるという不思議な力があった―ある日、友人の手塚から「自分の通う大学院で飼育されているミニブタが、人に懐かずに困っている」と相談を受けた亜希。ミニブタの心を開かせるために、亜希は大学院の農場へ行き、世話をすることになった。徐々にミニブタの気持ちに寄り添っていく亜希は、ミニブタの抱える“記憶”に気づくが―不思議な力を持つ獣医と動物たちの、心温まる物語。キャラクター小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
91
シリーズ三作目。最初から最後まで涙なしでは読めなかった。動物は純粋で本当に可愛い。手塚くんの気持ちを考えると複雑だけどもすごく誇りに思う気持ちはわかる。リク、良く頑張ったね!それにしてもすっごく気になる終わり方。2020/06/28
ツン
82
リクの謎解きは最後まで続くと思っていたので、結果が出てびっくり、しかもあんな結末なんて。。と思っていたら、今度は優生さんが!続きはどうなるんでしょうね。。2022/04/07
yukision
70
シリーズ3作目。今回は,ミニブタ,水族館,そして,手塚君の愛犬リクのことがいよいよ明らかになる巻。今まではほのぼのした話が多かったけど,今回はちょっと辛め。ベタってどうして瓶詰めで生きられるんだろうと思っていたが,エラの他に空気呼吸ができるラビリンス器官を持っているとは。ミニブタってそんなに大きくなるんだ。動物と話が出来る亜希は羨ましいけど無理なので,動物の感情を知る手段としての動物行動学,もっと知りたい。2022/01/28
Comit
59
Kindle Unlimited~動物の声が聴こえる獣医師の亜希と動物行動学を学ぶ学院生の手塚のお話がメインで描かれたシリーズ第3弾。失踪した手塚の愛犬リクの真相が明らかに…(p_q*)シクシク。2人の関係も、少しずつ発展。 エピローグでは厳格な獣医師であった祖父と優生の出会い。動物病院にとって必要不可欠な存在になっていく優生と、獣医師を目指す亜希との間に築かれていく確かな信頼性が描かれていた。それだけに次巻に続く重大な事件に、あたふたヾ(・ω・`;)ノ…どどど、どうした優生!?2021/08/18
はつばあば
55
ミニ豚とか爬虫類の類を安易に勧めるペットショップ。小さい時は可愛い、ねだられてうんうんと購入。でかくなる生き物・・そのうち飼いきれなくなる飼い主。シベリアンハスキーもワニも一時流行りそのうち捨てられましたよね。さだまさしの関白宣言ならぬ動物宣言、しっかりしろよ人間と。さてさて4巻目からは有料。いいところでこの3巻目終わっているんですよね。ポチっと購入ボタンを押しますか(^^)2020/05/05