出版社内容情報
望月麻衣[モチヅキ マイ]
著・文・その他
内容説明
『蔵』でアルバイトを始めて一年。清貴や秋人と城崎温泉に行ったり、『シャーロキアンの会』に参加したりと、葵は春休みを満喫していた。一方で、ようやく気付いた自分の気持ちを清貴へ伝えるかどうか逡巡する葵。そんなある日、『蔵』に雑誌の取材と称して女性編集者が現れる。その日の深夜、清貴の目の前で円生が『志野の茶碗』を盗み出す。そして翌朝、清貴のもとに円生から挑戦状が届いた…大ヒットキャラミス第5弾!
著者等紹介
望月麻衣[モチズキマイ]
北海道出身。2013年にE★エブリスタ主催第二回電子書籍大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
244
意外に早く5巻が出ましたね。連作と思っていたら短編集でした(ふつうと逆)。第1章、つまり第1話は城崎へ行く話で、なまじ知っているだけに、臨場感一杯でした。第3章は葵ちゃんの大木高校(同じ発音の鴨沂高校というのが現実世界にはあります)の話。ラストが……よかったねえ。ホームズというよりルパンみたいなサスペンスを感じました。2016/08/09
夢追人009
191
望月麻衣さんのマンネリ打破策が見事に功を奏しフレッシュな話題が満載で稀に見る気合が入ったシリーズ最高の面白さの充実の5冊目です。まずは「ちげーよ」でお馴染みの秋人くんの復活が嬉しかったですね。やっぱり場を和ませる「ゆるキャラ」の存在は大切ですよね。城崎温泉旅行にシャーロキアンの会に地元サッカー観戦と、とどめは宿敵・円生との生死を賭けた暗号勝負、そしてオマケにヒロイン葵とホームズ清貴の恋に遂に決着!と、話題てんこ盛りでしたね。ホームズも人の恋のキューピッド役ばっかりでとうとう我慢できなくなったのでしょうね。2019/07/09
カメ吉
181
相変わらずサラッと読める作品で楽しめました。今回はシャーロキアンと云うテーマで何かすごい難事件があるのか?って思ったけどそのへんは少し肩すかしかなって感じ。円生との暗号対決が見所くらいてした。どちらかといえば葵と清貴の仲が遂に…ってトコが微笑ましかった。まだ、続きがありそうたんで一先ず楽しみです。2016/08/11
hiro
148
なんだかんだと言いながら5巻も読んでしまった。『桜色の恋文』:京都市内から離れて‘城の崎にて’、懐かしい人にも再会。『シャーロキアンの宴』:望月さんもやはりシャーロキアンなんだ。久しぶりに‘踊る人形’をみたが、踊る人形をみてすぐにアルファベットに置き換えられるって…。シャーロキアンは凄すぎる(笑) 『紫の雲路』:西京極。まさかのサンガとのコラボ。もちろんこれも京都愛。『茜色の空』:ホームスと葵はついに…。結局二人の仲を取り持ったのは、あの円生!。もちろん6巻も読みます。2016/09/29
yu
137
Kindleにて読了。葵ちゃん!ついに!!な回。円生もなんだか可哀そうな運命を持った人に思えてきた。シャーロキアンって言葉を初めて知った。そういう意味だったのね。2019/11/17