内容説明
横浜の私立校で教師をする五月雨丈司のもとに不思議な知らせが届いた。港の片隅にある喫茶店に自分あての葉書が届いているという。行ってみると、そこは届けられたポストカードを壁一面に貼って公開し、永遠に保管するという風変わりな喫茶店だった。差出人に心当たりのない丈司は、記憶をたどり始めるが―。その店にいると、一枚の葉書に込められた真摯な想いと、それぞれが抱える人生が見えてくる。読み終わったあと、大切な誰かに手紙を書きたくなる、あたたかで鮮やかな連作短篇。
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970年神奈川県逗子市出身。上智大学文学部卒。卒業後、新聞社、出版社で編集の仕事に従事。シナリオ・センター大阪校を受講し、2002年「葬式新聞」で日本テレビシナリオ登龍門優秀賞受賞。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞(現大賞)受賞。以後、小説、児童読物分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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