内容説明
金沢伸明と本多奈津子のクラスで“王様ゲーム”が行われているころ、女子校生の児玉葉月は事件の謎を追ってある廃校に辿り着いた。葉月はそこで1冊のノートを見つける。そこには、奈津子が転校前に体験したもう1つの“王様ゲーム”の経過が克明に記されていた。さらに葉月は夜鳴村に行き、33年前の悲劇の真相に迫る…大ヒットサバイバル・ホラーの最新刊。
著者等紹介
金沢伸明[カナザワノブアキ]
1982年広島県生まれ。大学卒業後、IT系の仕事に就くかたわら趣味で小説を書き始める。デビュー作の『王様ゲーム』が10~20代を中心に爆発的な人気となり、コミック化、映画化と様々に世界観を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
80
終極編でイヤな性格だった奈津子が体験した王様ゲーム編。やっぱり惨すぎる命令に眉間に皺が寄る。疑心暗鬼になる子もいれば、自分の命を引き換えにする子もいる。でも現実はクラスメートを殺し合うサバイバル。奈津子が好きな健太朗はみんなと協力してゲームに終止符を打ちたいと願う。だが優しい健太朗を守る為にクラスメートに手をかける奈津子。また舞の存在が疎ましい。まさに終極の奈津子は舞そのもの。やがて健太朗が決断した結果が悲しすぎる。うーん、相変わらずの残酷な王様ゲーム。特に目新しいことはないけど、とりあえず次に進みます。2019/06/28
Gemi
18
いやー、シリーズ3作目ともなると文章、手法、物語、展開、全てに飽きてきてしまっている。基本的に単調で安いやつだからか、読書中ちょいちょい居眠りも。この次の滅亡からはまた規模が拡大するようだが、果たして面白くなるのだろうか疑問符。もうとりあえず出し切った感があるだけに。更に滅亡から数冊シリーズがでているようだが、続けて読む気力が低下。今回のは前作でゲームの舞台となった呉広高校の時間軸とリンク。奈津子の覚醒…あ、なんか書いてて貞子みたいな感じだ。まぁこの先は忘れた頃に、懐かしむために読むかな、読まないかなぁ?2019/06/29
なみ
12
王様からの命令に従わなければ、その者には罰が与えられる。シリーズ第3弾。前作とは別の、もうひとつの王様ゲームの物語。 憎しみと戦略が交錯し、恐怖によって支配されたクラスメイトたちは騙し合い、殺し合う。 極限状態の人間の心理がとてもリアルに感じられました。2019/08/03
さと♪
9
アナザーストーリー的なのも読んどこ。2016/07/25
豆あひる
6
さくっと読了。終極のサイドストーリー的な感じだけど奈津子の前回の王様ゲームの内容がメイン。奈津子の性格が歪んでしまった理由でもあるけど、あんまり共感できなかったなぁ。次の大規模な王様ゲームに期待。2017/06/23