出版社内容情報
芸能プロダクションのチーフマネージャー・伊倉一葉は、ケガをした部下の代わりに急遽ドラマの現場へ行くことに。そこで一葉は、初めて会った自社の新人俳優・青の圧倒的な存在感に衝撃を受ける。以後、期待をかけ続けるが、青からは一向にやる気が感じられない…。そんな中、一葉は青の“秘密”を知ってしまう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チューリップ
5
ディスレクシアの新人俳優とその事を知ったマネージャーが一緒に仕事に奮闘する話。青は今までどうして出来ないのかと言われてきたし、知られたら使われなくなってしまうかもみたいな葛藤は分かるけど、話せばちゃんと対応しやすくなったりもするだろうから言えればいいのになーと思ってしまった。一葉が何気なく言った事で相手を傷つけたかもとかすぐに思えるのが良いなと思った。2023/11/21
くろねこ文学
3
女性の生き方、障がい者、俳優活動と、さまざまな要素がつまった作品で、なかなか読ませます!!一葉さんと青くんの関係はどういう方面に行くのか興味津々です(ΦωΦ) 2022/12/27
Decoy
2
なかなか珍しい題材だけど、興味深い。続きが気になる。2023/11/26
zoumurasan
1
ディスレクシアという自分の障害を隠したい新人俳優とそれを助ける女性マネージャーの話。仕事する上では周りに言ってあった方が理解が得やすいのは確かにあるけど、生い立ちや駆け出しという立場もあって文字が読めないことを隠したい気持ちは十分わかる。公表したところでまだ経験が少ない役者だと使われなくなる可能性の方が高いだろうし。そう言った理想だけではどうにもならないところも丁寧に描かれていて良かった。タイトルが「呼んで」と「読んで」がかかっていて奥ゆかしい感じがするところも好きです。2022/12/20
うさやま
0
このテーマを正面から取り上げながらも漫画としてちゃんと落とし込んでいているのは簡単なことじゃないと思う。トム・クルーズと言われることについてとか、合理的配慮と括られる中の本当に細かい対応の一つ一つとか、表面的でない現実との苦闘が描かれている2024/02/11
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- 和書
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