出版社内容情報
稀少がん・ジストを患い、肝臓転移して6年。余命ではなく「足し算命」を数えて生きる緩和ケア医の著者は、力強く断言する。
「たとえ根治を目指す治療を終えても、楽に生きるのをあきらめる必要は、まったくない」と。
大きな助けとなるのは独立型あるいは病院併設型のホスピス、在宅療養の3タイプ。「最後までお酒やタバコを楽しみたい」「とにかく痛いのだけはイヤ」「家族に負担をかけたくない」など、切実な願いを叶えてくれるルート選びのコツを”心身の痛みを取るプロ”が徹底指南。相性抜群の施設がわかるチェックリスト付き!
【目次】
内容説明
独立型、病院併設タイプ、在宅療養…、「心身の痛みを取るプロ」が選ぶ最も楽なルートとは?
目次
第1章 本音で教えるホスピス2種と在宅療養の「長所」&「弱点」(独立型ホスピス→アットホームで「おもてなし」感あり;緩和ケア病棟などの病院併設型ホスピス→独立型ほど自由はないが、「楽」にこだわるならピカイチ ほか)
第2章 「大当たり!!」のホスピスを選ぶ重要ポイント(複数施設の下見は必須;豪華な特別室よりコンパクトな個室を選ぶべき理由 ほか)
第3章 医療者にモノ申す!今のホスピスには「ここが足りない」(病院の常識は社会の非常識;ペットとは会えるのに、なぜ「人」はダメなのか? ほか)
第4章 痛みからの完全解放(「がんの身内が苦痛少なく過ごせた」遺族は10人に4人以下;麻酔なしで盲腸の手術をした名脚本家・倉本聰先生 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
104
ジストで胃の大半を切除するも十カ月後に肝臓転移が発覚。その日から「足し算命」を積み重ねた経験をもとに綴られた5冊目の著書。独立型ホスピス/病院併設型ホスピス/在宅療養の長所・短所の考察は、自分の将来を踏まえて参考になる。個室の部屋は小さく、窓は大きく、Wi-fi必須などのアドバイスに納得。病院の常識は世間の非常識として、患者になった医師ならではの指摘もなるほどと思う。必要なのは「施し」ではなく、患者に「尋ねてみること」だと。著者の語る緩和ケアを通じて、人生の豊かさ…最期の豊かさとは何かを考えさせられる。2026/04/22
ちかこ
4
夫は大きな手術の際、脊髄が傷つき臍から下の全ての機能を失った。歩けないし立てない、当然排泄も自らは出来ない。術後50日以上をICUに入院していた。けれど頭はクリアだった。私は彼の強い希望に従って、訪問看護の助けを得ながら、自宅療養を受け入れた。医療者ではない私には壮絶な日々だった。終末期の癌ではないのでホスピスなど考えもしなかった。「自宅療養することで医療が間に合わず命が短くなったとしても、家にオマエの側に居たい…」 彼が亡くなって6年が経つ。自宅で看たのが本当に良かったのだろうかと、今も考える時がある。2026/07/05
ぼくバジル
2
自分の終末期医療を考えるのは、自分がまだ元気で動けるうちがいいな、となんとなく思って読んでみた。分かりやすい。医師としてというより患者の気持ちから書かれている。独立系ホスピス、病院併設型ホスピス(緩和ケア病棟)、在宅医療と分けられるが、どれも一長一短。本人の志向に沿って選ぶことになる。病は治せなくとも痛みや苦しみからの解放は十分すぎるほど望める、ってなんか心強かった。2026/07/02
-
- 電子書籍
- マンガで読む名作 ソクラテスの弁明 ニ…
-
- 電子書籍
- オンナはいつでもウソをつく(2) モバ…




