「ウルトラマンA」の葛藤

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「ウルトラマンA」の葛藤

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575317275
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0076

出版社内容情報

『帰ってきたウルトラマン』が高視聴率を獲得し、円谷プロの熱望した続編の制作が始まった。『ウルトラマンA』には、市川森一発案による男女合体変身という野心的なアイディアと、〝超獣〟という新たなコンセプト、それに小学館の学習雑誌で展開された〝ウルトラ兄弟〟の設定が正式に取り込まれることとなった。そして1972年4月7日に放送された第1話『輝け!ウルトラ五兄弟』は見事28.8%の高視聴率を獲得した。しかし、自信を付けた制作陣の前に、思わぬ障害が待ち受けていた…。ファン待望のドキュメンタリー第6弾!過去5冊のシリーズで圧倒的評価を得た著者が、今回も現存する資料を精緻に分析。スタッフの多くが共通する宣弘社作品『シルバー仮面』にもスポットを当て、『ウルトラマンA』企画の成立から内容の変遷までを丹念に描く!

内容説明

新事実満載!“ウルトラ5番目の兄弟”はこうして生まれた。メインスタッフの多くが共通する宣弘社作品『シルバー仮面』にもスポットを当て、『ウルトラマンA』企画の成立から初期の展開と、路線変更に至る動きを丹念に描く。

目次

プロローグ 銀色の力
第1部 完全なる超人(後がないシリーズ;三つの企画書・一 ほか)
第2部 迷走する超人(あえぐ視聴率;メインライターの降板 ほか)
第3部 片翼の超人(ウルトラの父の奇跡;唐突な降板 ほか)
第4部 慈愛の超人(田口から石堂の手に;冬の怪奇シリーズ ほか)

著者等紹介

白石雅彦[シライシマサヒコ]
1961年秋田県生まれ。映画研究家、脚本家、映画監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

76
「ウルトラマンA」が放送された頃、私は高校生になっていた。すでに、ウルトラマンで喜ぶ歳でもなかったのだが、男女合体による変身という設定にドキドキしたものだった。この設定が、クリスチャンである市川森一によるものだということを知る。ただ、この設定を脚本陣がうまくこなせず、視聴率との戦いの中で迷走し、やがて市川森一の離脱も招く。私をドキドキさせた男女合体変身もなくなってしまう。当初の構想のまま進行していたら、その後のシリーズも変わってしまったのだろう。この本を読みながら、あの頃のドキドキを思い出してしまった。2022/08/21

kei-zu

18
ウルトラQから読んでいる本シリーズ、書名が楽しみなのですが「葛藤」の語に唸りました。番組途中の路線変更は過去のウルトラ作品でもありますが、男女合体変身、完全悪としてのヤプールなど、物語の根幹を覆す展開は「葛藤」の語がふさわしい。 シリアスな等身大ヒーローが後に巨大化した「シルバー仮面」についても記述があり、百花繚乱の中で手探りであった当時の特撮番組の舞台裏が興味深く読めます。2022/07/06

qoop

10
企画者の初期構想が途中から崩され、繋ぎ合わされ、別様に結実していく。シリーズ初期から続く若い作家の作家性が発現する輝きと挫折がもたらす翳り、シリーズの進展につれて新基軸を求める製作陣とそれを完遂することが叶わない現場の混乱。変身コンセプト、敵の存在など、基本設定が軒並み変更の憂き目を見たAという作品では、特にそれが顕著だったろうと感じさせられた。視聴者としての幼い自分は初期構想をどう思って観ていたか、振り返りながら読んだ。2022/07/03

makimakimasa

7
4歳の息子に大ブーム到来中にて。『シルバー仮面』の件や、当時の企画書や各話の細か過ぎるあらすじ紹介等、余りマニアックな情報は飛ばし読み。ただ初回視聴率28.8%が第3話17.8%に急落した苦戦による、度重なる路線変更の背景は面白い。脚本家によって超獣の解釈が異なり怪獣との区別が難しく、ヤプール人という曖昧な存在を途中で殺したり、「合体はかったるいから止めよう」と南夕子を退場させた事(星光子にもインタビューして欲しかった)。またウルトラ兄弟の設定は小学館が勝手に始めたのを、後から円谷一が認めたらしい。2025/01/09

Iwata Kentaro

5
このシリーズはつい買ってしまう。昭和ウルトラシリーズは小学生の時にハマったから。タロウやレオもいずれでるんでしょうね。2023/01/09

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