出版社内容情報
本書は、元日本ハム監督の大島康徳氏が明かす、「がんと寄り添って生きる」ための、”がんとの共生法”や”家族の支え”を描いた、「中高年のガン患者」とその家族に向けた教科書となる。大島氏は、2016年10月にステージ4の大腸がんとなり手術を受け、肝臓に転移していることをブログで発表。現在も抗がん剤治療を続けている。”余命宣告1年”を超えて彼が生き続けることができた理由とは?「前向きな生き方」、「食事法」、「QOL」、「家族との向き合い方」が初めて語られる。
大島康徳[オオシマ ヤスノリ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モビエイト
3
大島康徳さんのがん共生記。がん患者の体験談なので色々と参考になります。大島さんが兄貴のように慕っていた星野さんが先にガンで亡くなったのはショックだったと思いますが、その分頑張って欲しいと思いました。2018/05/31
びせんて
2
今まで通り、普段通り。2018/12/25
96
2
元プロ野球選手の大島康徳さんがガンと共に生きる事、家族、仲間などについて書いた本。 もちろんその人の状態にもよるんだろけど、「ガン」イコール「死」ではないんだって事が分かった。 完全に治らなくても、共に生きるって考えもあるって事は勉強になった。 ただ本人も家族もつらい事をいくつも乗り越えて、今に至ってる。 そういう事をこの本で知れた事は、今後の自分の為に良かったと思う。2018/12/24
イカカイガカ
1
先日、癌のために亡くなった元プロ野球選手の大島康徳氏が癌との日々を綴った一冊。癌を告知され、余命1年と宣告されたのが2016年10月、本書の刊行が2018年5月、亡くなったのが2021年6月末日。氏のブログの文章がとても素敵で本書を手に取った。以下、氏のブログから。〈命には必ず終わりがある 自分にもいつかその時は訪れる その時が俺の寿命 それが俺に与えられた運命 病気に負けたんじゃない 俺の寿命を生ききったということだ その時が来るまで 俺はいつも通りに普通に生きて 自分の人生を、命をしっかり生ききるよ〉2021/07/21
hisanossi
1
大島康徳の「ガンにまつわる手記」。 大島は、「闘病記」とは言わない。 なぜならば、「ガンと闘っているわけではない」からだと言う。 「ガンが悪さをしなければ、身体の中にいてくれて構わない」と言う。 一番いいのは、ガンが無くなること。 二番目にいいのは、ガンが小さくなること。 三番目にいいのは、このままの状態を維持すること。 スポーツの世界で一線級のプロになり結果を残してこれたのは、強い身体だけでなく、「強い意志と継続する力」も強かったんだろうなと、その点がいちばん強く感じた点であった。 2019/01/01