内容説明
ロッチのシールなど、著作権無視、パクリにコピー、雑なつくりのガチャガチャ製品を粗製乱造してきたメーカー、コスモス。70~80年代の子どもの心に突き刺さった、約1000点に及ぶインチキガチャガチャをここに開陳。ボクが欲しかったのはコレじゃなかった…。
目次
アクセサリー部第一課(装身具)
ポリヘッド
アニメ消しゴム
イタズラ
印刷部第一課(ジグソー一般)
ウルトラマン風消しゴム(その他)
えりまきとかげ
うんち
化学部第一課(化成品)
火薬系〔ほか〕
著者等紹介
ワッキー貝山[ワッキーカイヤマ]
1970年7月25日、仙台生まれ仙台育ち。東北を股にかけ活躍するローカルタレント。コスモスを中心にしたガチャガチャコレクションは10万個を越える。また、コミックソング・アニメソングにも造詣が深い
池田浩明[イケダヒロアキ]
1970年生まれ。ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シブ吉
86
その昔、町のあちこちで見かけた「コスモス」という名の赤い自販機。100円を投入しレバーを下げると、箱に入った「景品」が登場するという、ちょっと高級な?ガチャガチャでした。が、これがクセモノ。箱に表示された500円などの金額に「おぉ〜っ、100円で良いのが当たった」と、喜んだのもつかの間、箱からは「トゲ抜きルーペ」が登場。トゲが刺されば大活躍も期待出来るが、使う時がくる頃にはどこかに紛失してました。そんなトゲの様な記憶が蘇るほど、笑撃的なグッズの数々。あの赤い自販機に苦い思いをされた方ほど楽しめる一冊です。2013/06/02
更紗蝦
20
「きっと身体に悪いよなぁ」と思いながらもつい駄菓子を食べてしまうのと同じ感覚で、「読めば微妙な気持ちになる」と分かっていながらもつい手に取ってしまった本です。読み進めるほどに精神にじわじわとダメージが来ましたが、カラーページの最後の「カプセルインカプセル」で一気に癒やされました。自分の年齢なら、ちょっとは懐かしさを感じても良さそうなものですが、懐かしさを感じたのはガチャガチャの写真よりも130~131pの年表の方でした。かつての社員二人へのインタビューは、一種の経営史…と言ったら大袈裟でしょうか…。2015/12/07
すけきよ
14
あああああああっ!って感じ。70年代生まれ以外はお断り。もうね、見てると次々と記憶の扉がこじ開けられていきますよ。当時から、コスモスの胡散臭い台紙は好きだったんだけど、見覚えのある商品ばかりで、俺は どれだけコスモスに貢いだのかと(笑)巻末の関係者インタビューも面白い。当時キッズだったおっさんに是非オススメ!パクリの代名詞とも言える「ロッチ」が命脈を断ったのかぁ……。 2013/05/28
Te Quitor
11
古き良き時代、と思えるかは人それぞれ。胡散臭いパチモン上等メーカー、コスモス。お金を出してガチャガチャを回すと欲しくもないパクリ商品が飛び出してくる。大らかだよね。今みたいに縛りの強い時代ではなかったなぁとしみじみ思いながら読了。関係者インタビューが興味深い。2015/02/13
魚京童!
8
日本人って模すのが好きだよね。2015/07/04