内容説明
日本ボクシングの歴史と真相が、ここにある。協栄ボクシングジム創立50周年記念。海老原、具志堅、渡嘉敷、鬼塚、亀田など11人もの王者を輩出した名門ボクシングジムの会長が初めて語った、あの王者たちの「実像」と、あの事件の「真相」。そして父・正紀氏の「伝説」。
目次
第1章 継承(体調の異変;一九九八年八月六日の手術 ほか)
第2章 記憶(愛すべき故郷広島のこと;金平家のルーツは平家落人の侍 ほか)
第3章 疑惑(モハメド・アリを某大物俳優が撮影;テレビ局さえ手玉に取ったオヤジの凄み ほか)
第4章 苦悩(突然決まったロシア留学;実力に人気が伴わなかったチャンピオン ほか)
第5章 使命(世界チャンピオンのつくり方;意地でつくった世界チャンピオン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
2
「真相」というより亀田一家に対する恨みというか後悔の印象が強い。「あの一家は残念な事に同根なのです。」とか亀田一家を食品偽装になぞらえてホンモノじゃないからファンからも愛想つかされたみたいな直接的な事も書かれてるし、本書の随所随所に「安易に海外に出て、弱い相手とだけ試合をこなしてくるだけのどこかのボクサーとは違います。」みたいなイヤミも結構出てきます。「毒入りオレンジ事件」や「黒い霧事件」など面白い話もありましたが、やっぱり亀田一家との確執が印象に残りました。金平さん、正直ですね。2014/05/08