目次
FTM(平らな胸になって、海パン一つで夏の海を泳げるのがうれしい!(宇田川洋希さん)
結婚するには二つのハードルが。彼女の親と、自分の体の手術!(山中道悠さん) ほか)
MTF(深夜のパソコンの「性転換」の文字!これはファンタジーじゃない!と(会津里花さん)
生徒の反応は「そうなんや」と。あっけないほどでした…(土肥いつきさん) ほか)
インターセックス―三〇歳までは女性として過ごしてきたが、三〇歳から男性化がはじまって(新井祥さん)
巻末特集 治療ガイダンス(治療のながれ;カウンセリング ほか)
著者等紹介
針間克己[ハリマカツキ]
1990年東京大学医学部医学科卒業、東大病院精神神経科入局。1996年東京大学医学部大学院博士課程修了、医学博士号取得。現在:日本性科学学会幹事長、性同一性障害研究会理事。専門:精神医学、性心理障害
相馬佐江子[ソウマサエコ]
中央大学法学部卒。雑誌を中心に執筆するライター。主にインタビュー記事、環境、住居、医学、女性史などを手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Quantum
1
人生いろいろ。皆懸命に生きてる姿が美しい。GID(gender identity disorder)特例法について、性別適合手術を戸籍上の変更の要件としている点は倫理的、人道的に問題だと書いている方がいた。関連して英国の法案(執筆時)紹介されていたが、以下ウィキ:2004年、イギリスにおいて、性別適合手術を受けなくとも当事者の法的性別の変更を認める「Gender Recognition Act 2004」(性別承認法)が成立した。日本が人道人権、ひいては個人の自律、尊厳という点では後進国なのは間違いない。2014/10/28
海
1
性同一性障害と言うものには様々なパターンがあるのがわかる。しかし、その十人十色の症状の中人達がみな一様に私にはおよそ伺い知ることのできない壮絶な悩みを抱えているのが読み取れて、読んでいるこちらも苦しくなってくるような感じがした。この障害について多くの人が理解し、障害を持つ人の悩みが少しでも軽くなる社会になればいいなと思う。2011/11/03
MINACO
0
人生色々 性別も色々 悔いのない人生を2017/06/13
Happyluckyoro
0
当事者一人一人の物語の一部に触れられたような気がした 2023/04/29