内容説明
お金も、モノも、なければないでどうにかなる。ケチなフランス人の豊かな節約生活。
目次
第1章 お金を出さずにあるモノで、心豊かな生活
第2章 自分を知っているからわかる、いるモノ、いらないモノ
第3章 貯金とマイホームは時間をかけて
第4章 お金をかけずに楽しいバカンス
第5章 フランス流子育てのエスプリ
第6章 義理と冠婚葬祭にお金はいらない
著者等紹介
吉村葉子[ヨシムラヨウコ]
神奈川県生まれ。立教大学経済学部卒業。生活文化研究家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニャン
9
フランス人の価値観が面白かった。いいところは参考にしたいと思ったが、違和感を感じた部分もあったな。東京に来たフランス人が、「東京はエキサイティングだけど、ストレスがたまる町。パリならばボーッとしていられるのに、この町には誘惑が多すぎる。」「買いたいものが多すぎて、自分が貧乏のような気がする」と言ったというところが特に印象的だった。宣伝や雰囲気に流されて不要なものを買いたいと思わない訓練をしたい。2014/11/01
Ryoko
6
日本で暮らすと自分が貧乏に感じる…とのフランス人の発言があった。これでもか、と際限なく購買意欲を煽られる消費社会の日本。とても応えきれないから常に欠乏感を感じざるを得ない…納得。少ないもので工夫して暮らす。ケチじゃなくて締まり屋。シンプルな暮らしを目指す上で、主にマインド面で参考にしたいところが色々…【図書館】2015/11/14
みき
6
日本人は、物の豊かさはを手に入れてきたけれど、その反面で、少ない物のなかで工夫して生活していく力を失ってきている、らしい。必ずしもみんながそうではないんだれけど、コンビニの例ははっとした。ものを増やさない、買うなら長く使える(使い捨てではない)ものを、こんなことを意識したら、この本でいうフランス人の考え方・生き方に近づくことができるのかもしれない。江戸っ子の、ものを大切にする文化にも似てるな~と思った。使い捨ては、そのモノに対してかわいそうだしね。2015/03/12
初美
5
題名的にお堅い内容かと思いきや、フランス人と日本人の暮らし対比エッセイでした。個人的にはミシンかけを知らないのにカーテンを縫おうとした学生カップルのお話が良かった! 自分がNZにホームステイした時にも感じたけれど価値観の違いはやっぱりお国柄なんだろうなぁ…慎ましくも豊かな暮らしぶりに時間に敏感な日本人は憧れるのでした。2011/11/10
むらさめ
4
♪貧乏はつらいけれど~、それなりに楽しいです♪(路上のギリジンより) どんな国にも良し悪しはあると思うけど、フランスの人の人生を楽しもうとする考え方はいいなぁと思った。子供の教育についての考え方が日本とまるで違うのがいいね。母親の負担も日本より低い。そりゃ出生率高い訳だわ…(´Д`)2015/11/16