出版社内容情報
二度の大戦を経て荒廃し、政府の情報統制によって文章表現が厳しく規制されるようになった【ユニオン】と呼ばれる社会で、機械でできた翼で空を飛び、違法郵便を配達する一人の少女がいた。文字も読めずに、生きるためにただ荷物を運んでいたその少女・スピカは、多くの思いをのせた手紙を運ぶうち、徐々に「書き記すこと」の持つ力を知ることになる。やがて、スピカは知る力を奪う政府に反抗する組織と関わることになり、時代の変革に大きく関わっていくのだが……。
【目次】
内容説明
第四次世界大戦を経て、世界は大きな変革を余儀なくされた。「六番ユニオン」と呼ばれる共同体ではシステムによる検閲がなされ、人々は文字を書き残していく自由と、思考を奪われていた…。傭兵団「ペッパーズ・アーミーギルド」に所属する少女・スピカは、特殊な手術を経て得た機械の翼でユニオンの空を飛び回り、違法郵便を届けることで莫大な借金を返す日々を送っていたが、ある依頼をきっかけに、大きな時代の変化に飲み込まれていく―。
著者等紹介
実石沙枝子[ジツイシサエコ]
1996年生まれ、静岡県出身。「別冊文藝春秋」新人発掘プロジェクト1期生。第11回ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞。2022年『きみが忘れた世界のおわり』(『リメンバー・マイ・エモーション』から改題)で第16回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞しデビュー。25年第13回静岡書店大賞で『扇谷家の不思議な家じまい』が小説部門を、『踊り、かっぽれ』が映像化したい文庫部門を受賞し、賞創設以来初のW受賞を達成する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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