内容説明
温病に対する関心は日本でも徐々に高くなっています。それは日本の風土、食生活、生活環境と深く関っている現在の疾患に、温病の理論、方剤を応用できるからだと思われます。COVID‐19をとってみても、その闘いには未知の部分も多く、対応方法を模索する中、ぜひ古人の温病学説の理論を応用してもらいたいと思います。必ずや予防、治療に役に立つことができると確信します。
目次
総論(概論;温病の病因、病機、治則;温病の分類と弁証綱領;温病学説の形成と発展)
各論(温熱病;湿熱病)
著者等紹介
菅沼栄[スガヌマサカエ]
中国名、胡栄。1975年中国・北京中医薬大学(中医系)卒業。1982年~現在まで、各地の中医学研究会にて講師を務める。(東方医学会、伊豆漢方研究会、三島中医学研究会、イスクラ中医薬研修塾、菅沼栄勉強会、三考塾、本草薬膳学院、中医未病協会、遼寧中医薬大学日本校、国際薬膳師会、東京栄養士薬膳研究会、薬膳健康づくり研究会、鎌倉薬膳アカデミーほか)。専門分野、内科・婦人科
中川良隆[ナカガワヨシタカ]
1964年東北大学医学部卒業。2012年大塚敬節記念東洋医学賞受賞。日本東洋医学会名誉会員東亜医学協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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