PHP文庫<br> 赤と青のガウン―オックスフォード留学記

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

PHP文庫
赤と青のガウン―オックスフォード留学記

  • ウェブストアに1166冊在庫がございます。(2024年12月04日 06時58分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569904009
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下による英国留学記。待望の文庫化!

≪赤と青のガウン。それは、私が博士課程を始めたときからいつか着る日を夢みてきたものだ。五年間の留学生活中、何人もの友人が博士課程を無事修了し、オックスフォードを旅立っていく様子を何度も見送ってきた。晴れ晴れとした表情でこのガウンを身にまとい、学位授与式が行われるシェルドニアン・シアターから出てくる友人たちの姿は、誇らしくもあり、またうらやましくもあった。オックスフォード大学の厳しい博士課程を成し遂げた者しか袖を通すことを許されない赤と青のガウンは、くじけそうになったときにふと頭に浮かび、オックスフォードに来たときの自分に立ち返らせてくれる「目標」だった。≫(「あとがき」より抜粋)

英国のオックスフォード大学マートン・コレッジでの、2001年9月から1年間、そして2004年9月から5年間の留学生活の日々――。当時の心情が瑞々しい筆致で綴られた本作品に、新たに「文庫版へのあとがき」を収録。

<本書の主な内容>
◆おわりとはじまり
◆英語の壁
◆側衛に守られるということ
◆子どものころからの習慣
◆外国でのハプニング
◆授業のこと
◆古代ケルト史を学ぶ
◆マートン・コレッジの一日
◆フォーマル・ディナーの楽しみ
◆海外で頑張る日本人留学生たちの進路
◆「浮世絵はどのようにみるものなのか」
◆アフタヌーン・ティーを女王陛下と
◆バッキンガム宮殿へのお招きの連絡
◆英国の電車の思い出あれこれ
◆二度目の留学
◆何をやってもうまくいかない日
◆法隆寺金堂壁画
◆英国の食あれこれ
◆美術史研究者の試練
◆謎の侵入者
◆お雑煮とスコーン
◆博士論文性胃炎
◆博士論文への二つの壁
◆人生でいちばん緊張した日
◆たくさんのおめでとうのあとで……
◆生まれて初めての猛抗議
◆心からの「最終報告書」
〔ほか〕

内容説明

女性皇族として初の博士号取得。瑞々しい筆致で綴られた留学の日々。

目次

百川学海
大信不約
苦学力行
日常坐臥
合縁奇縁
一期一会
千載一遇
危機一髪
多事多難
奇貨可居
五角六張
一念通天
日常茶飯
骨肉之親
前途多難
一以貫之
玉石混淆
古琴之友
傾蓋知己
忍之一字
当機立断
随類応同
七転八倒
進退両難
不撓不屈

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

246
彬子女王のオックスフォード留学記。文章が美しく読みやすい。皇族の方の経験や心情はそんなに知る機会がないものだし読めて良かったです。読んだだけでもオックスフォードで博士号取得がどれほど難しくて大変なことかよくわかりました。イギリスの鉄道やバス事情や、食事事情も驚きました。彬子女王、包み隠さず良い所も悪い所も書いていて、お人柄がとても素敵な方だなと思いました。2024/10/08

アン子

197
プリンセスと言えど忖度無しで手加減しないオックスフォードでの経験が、今の自立した女性且つ女性皇族の見本の彬子女王に大きく影響しているのだろうと納得。 プリンセスではなく1人の人間として沢山の友人や恩師が接しているのも彬子女王のお人柄なのだろう。 皇族の方々は自由も少なく大変な事も多いのでしょうが、足るものに心から感謝する気持ちがあちこちに感じられて、ほっこりする。 余談ではあるが、皇族とはいえ一般家庭と同じ様に宮家それぞれ教育方針や親子夫婦関係違ったりするんだろうな…と思った。2024/07/02

いつでも母さん

170
子どもの頃から人に囲まれて育ってきた私は、人が周りにいるのが自然。集中したいからと閉じこもってばかりいたことがストレスに・・「独りにならないことって大切なんだ」―博士論文を提出する過程でのエピソードを経て、沢山の人たちの愛情と応援に支えられていたと、彬子女王の5年に渡る英国留学記を今、とても興味深く面白く読んだ。2015年に単行本が刊行され今年文庫化された本作。読み友さんのレビューに誘われて正解。皇族なのだけれど親しみがあって自然体。端端に滲み出る品は本物。笑顔の写真がお人柄を感じさせる。2024/07/24

ひと

155
アカデミックな道を選ぶって、こんな風に好きなことを見つけて追求したいという思いがあってこそ、見つけることができた彬子様の素直さが感じられる良書でした。大学生時代に陛下の『テムズとともに』を読んで英国留学に憧れたのを思い出しました。「西洋人が日本美術をどのよう受け入れてコレクションしていったか」なんて、興味深い着眼点。ぜひ論文も読んでみたい、講義も拝聴してみたいと思いました。アンダーソンコレクションやフェノロサコレクションも見てみたい。彬子様の心游舎の活動も気になりましたし、京都本も読んでみたいです。2024/07/04

ふじさん

149
三笠宮寛仁親王の長女の彬子女王様が、お父様との約束で書き上げたオックスフォード留学記。庶民では、知りえない皇室での暮らし日々、更には女性皇族として初の博士号取得までの大変な日々の様子を瑞々しいタッチで描いた作品。面白くて、一気に読んでしまった。お父様との微笑ましい関係にも心が和んだ。5年間を過ごした英国での暮らしを通して、英国人の文化、風土、国民性等、彼女の視点で語られた数々のエピソードも読み応えがあり、思わぬ出会いの1冊に感謝したい。2024/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21903493
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。