100年のレシピ

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575246841
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

終戦後、荒廃から立ち直る日本において、「食」から家庭を応援する女性がいた。料理研究家である彼女は、様々なレシピを発表し、日本中の女性から支持を集める。そんな「伝説の料理研究家」が現代まで歩んできた道を、それぞれの時代の社会背景とつくられてきた料理を絡めて描く連作ミステリー。「2020年のポテトサラダ」「2004年の料理教室」「1985年のフランス家庭料理」「1965年の朝の食卓」「1947年のじゃがいもサラダ」の5編からなる。

内容説明

料理が苦手な大学生・理央は、著名な料理研究家・大河弘子が設立した「大河料理学校」に通う。そこで理央は弘子の曾孫・翔吾と出会う。ある日理央は、ショートケーキとガトーショコラを購入して食べるが、味がおかしい。ショートケーキの甘さが薄く、ガトーショコラはまるで粘土を食べているかのよう。そのことを翔吾に話すとある人を紹介するという。その人とは、大河弘子―。なんでも、身の回りで起きた不思議な事件をきれいに解決してくれるらしいのだが…。

著者等紹介

友井羊[トモイヒツジ]
1981年、群馬県生まれ。國學院大學文学部卒業。2011年、『僕はお父さんを訴えます』で第十回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞し、2012年に同書でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

302
2020年に100歳丁度で亡くなった人気料理研究家・大河弘子の人生の節目のエピソードを曾孫の翔吾と大学生の理央が辿る全5編の料理ミステリ連作短編集。2020年のコロナ禍から遡って1947年の戦後の混乱期に辿り着く5つのエピソードには料理と人間心理の謎が描かれ、料理に関する名探偵のようなヒロイン・大河弘子の鋭い洞察力が日常の不思議な謎を見事に解き明かしま解決へと導きます。読者はその当時の世相を学び料理の知識も深まると同時に人の情けと思い遣りの心が通う物語に心も癒されることでしょう。#NetGalleyJP 2023/11/15

ちょろこ

132
ふわっとした着地が良い一冊。なんて素敵な読後感なんだろう。著名な人気料理研究家が亡くなるまでどのような人生を辿ったのか。五つの年代ごとに彼女の人生とお料理と世相と不可思議な出来事の謎解きを描いていくストーリーは優しさと温かさがいっぱい。時代の流れや世間体に関わらずいつだって大切なのは料理が複雑化し過ぎないこと。彼女の信念が日々料理をする身に優しく届いた。最終章の見せ方はお見事。伏線と言う名の隠し味のような数々のあの時の言葉があの瞬間が物語を全ての時代を引き立てる。ふわっとした思い出の着地に幸せな味が残る。2023/11/13

mint☆

126
これはすごい。最後まで読むとまた始めから読み返してみたくなる。100歳で生涯を閉じた家庭料理研究家の大河弘子。その生涯の謎を辿るのは曾孫の翔吾と大学生の理央。理央の不思議な体験から始まり、年代を遡り不思議な出来事を大河弘子が謎解きしていく連作短編集。日本の時代背景も相まって胸が痛くなるような出来事もありながらも最終章で全てが繋がり、読み終わる時にはとても温かい気持ちになれます。そしてポテトサラダが食べたくなりました。お気に入りの一冊になりそう。#NetGalleyJP2023/11/11

モルク

119
料理ができないことで彼氏にふられた大学生の理央は料理学校に通い始める。そこは理央の父方、母方双方の家が参考にし親しんできた料理研究家大河弘子が創設した学校だった。そこで弘子の曾孫翔吾と弘子の人生をコロナ禍から戦争直後まで遡っていく。2020年のポテトサラダから1947年のじゃがいもサラダと食に関する軽いミステリーが5編。美味しく、見た目も美しく、手間ひまかけて…ではなく、作り手のことも考え工夫した料理。そうでなければ続かない。料理だけではなく大河弘子の名探偵ぶりが楽しめる。2024/06/03

ゆみねこ

89
100歳で生涯を閉じた家庭料理研究家の大河弘子。その功績を卒論テーマに選んだ女子大生・理央。コロナ禍の令和、平成の食品偽装問題、バブル期、高度成長期の食卓から終戦後の食料事情。なぜ弘子は家庭料理を研究し、発信し続けたのか。食を通して語られる家族のこと。最後に明かされた絆の不思議さ。とても良い物語でした。2023/11/07

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