内容説明
近代科学成立以前に著された紀行書には、自分の大足で日陰をつくって涼む人、植物の茎と臍でつながったヒツジ、樅の木から生まれる鳥など、異境の奇怪でどことなくユーモラスな人々や動物たちが闊歩している。それらを描いた図版はファンタスティックな躍動感に溢れ、現代の私たちをも魅了してやまない。私たちは昔から「へんな生きもの」が好きだったのだ。古来の書物から採られた図版を満載し贈る動物誌。
目次
人間
アマゾン
小人族
巨人族
初期の人間
野人
毛深い人間
オラン・ウータン(シミア・サテュルス)
サテュロス
スフィンクス〔ほか〕
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- 和書
- 鳥博士と天才カラス