出版社内容情報
大聖女メイフィートは、育ての恩師に報いるため「献身、慈愛を美徳とし、他者のために尽くす」という本来の自分の性格とはかけ離れた聖女の偶像を何年も演じ続けていた。 しかし、王子に見知らぬ聖女の暗殺未遂などの罪を着せられたことで、彼女の我慢はとうとう限界を迎えることになる。 メイフィートは神殿で暴れた後、正体を隠ぺいして旅に出るのだが、彼女がいなくなった王国には大聖女を失ったことで様々な災厄が降りかかることとなり……。猫を被っていた元大聖女による冒険漫喫ファンタジー、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
36
暑さ、ヒマ対策には1番と言える読書。しかもいやらしい人間関係も体育系のノリでばっさりと。自分達の父親でもある陛下の体力を削いでたアホ王子達。神殿の役目も知らずにいた神官。大聖女を追放するなんて彼女は何をした?。大聖女も人の子、神獣を親友とする時手で大物。幼い頃の切磋琢磨が大聖女を作ったのです( ^ω^ )。彼らが断罪されて当たり前。まだ続きがあるので急いで次に行きますね2024/08/12
こも 旧柏バカ一代
25
追放を宣言した王子をアッパーカットしてノックダウンして、周りの騎士を蹴散らして逃亡。その途中で、仲間が誘拐された獣人族と出会い。飢えてた彼女は獣人族に助けられるがこの時は何もせずに別れたが、目的の街に行ったら門番が主人公を若い女性というだけで罪を捏造して拘束してしまう。地下牢に行くと同じような人達が多く収容されていた。2024/08/31
なぎ
5
主人公・メイフィートがサバサバした性格なので、他キャラとの会話もテンポが良くて読みやすかった。特に表紙のギリアムとの絡みはお転婆な妹と保護者兼務の兄、みたいな感じで微笑ましかったです。恋愛要素は皆無でしたがこれはこれで良かったのではないかと。最終的に自分を捨てた国を救ったメイフィートですが、それはあくまで親友の為。正義感だけではなくてあくまで自分の感情を優先した結果だというのがストーリー的にも納得だし、彼女らしいと思いました。王子達はクソでしたが、陛下は男前でメイフィートとお似合いのような···。2023/09/23
菊地
3
典型的な聖女追放ザマァもの。2023/07/01
asaasa
1
★★★☆☆2024/11/16