出版社内容情報
新米弁護士の木村は顧問先の企業からパワハラ調査を依頼される。だが、パワハラを訴える投書はあるものの、被害者も加害者もわからず、社員の聞き取り調査を始める。その事実はあるのに、苦しんでいる社員の悲鳴だけ聞こえない――。新米弁護士が敏腕の先輩に助けられながら難儀な依頼を解決する木村&高塚弁護士シリーズ第三弾。大ヒット『花束は毒』で注目を集める著者による、全話驚きの連作短篇ヒューマン・ミステリ!
内容説明
「悲鳴だけ聞こえない」パワハラ告発があった企業から調査を依頼された木村と高塚だが、投書は匿名で加害者も被害者もわからず調査は難航。悲鳴をあげているのは意外な人物だった―。「河部秀幸は存在しない」弁護士が詐欺に加担していると相談を受けた木村たち。その中には知人の弁護士の名前も。さらには、木村に騙されたと主張する被害者まで現れてしまう。「依頼人の利益」破産したのに生活を見直さない依頼人に困った木村。破産管財人に嘘をつき通せるのか!?依頼人のために高塚が考えた倫理的にギリギリのウルトラCとは!?―他二篇を収録。
著者等紹介
織守きょうや[オリガミキョウヤ]
1980年、イギリス・ロンドン生まれ。早稲田大学法科大学院卒。元弁護士。2013年、第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『霊感検定』でデビュー。15年『記憶屋』が第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞し、映画化される。21年『花束は毒』が第5回未来屋小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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