晩秋行

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575245318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

居酒屋店主の円堂のもとに、バブル時代、ともに荒稼ぎをした盟友の中村から電話が入る。当時、「地上げの神様」と呼ばれ、バブル崩壊後、姿を消した二見興産の社長の愛車で、20億円の価値があるクラシックカーの目撃情報が入ったという。20億円の車をめぐってバブルの亡霊たちが蠢き出す、大沢ハードボイルドの新境地。

内容説明

自分が見つけたいのは君香だ。カリフォルニア・スパイダーなどどうでもいい。居酒屋店主の円堂のもとに、バブル時代、不動産売買で荒稼ぎをした盟友の中村から電話が入る。当時、「地上げの神様」と呼ばれ、バブル崩壊後、姿を消した二見興産の会長の愛車で、20億円の価値があるクラシックカーの目撃情報が入ったという。二見は失踪時、愛車とともに円堂が結婚を考えていた君香という女性を連れ去っていた。20億円の車をめぐってバブルの亡霊たちが蠢き出すなか、円堂はかつての恋人を捜し、真実を知るために動き出す―。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第一回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で第四回日本冒険小説大賞最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第一二回吉川英治文学新人賞、第四四回日本推理作家協会賞、94年『無間人形 新宿鮫4』で第一一〇回直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第一七回柴田錬三郎賞、06年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説大賞、10年に第一四回日本ミステリー文学大賞、一二年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説大賞、一四年『海と月の迷路』で第四八回吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

219
大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、バブル・ノスタルジー・ハードボイルドでした。この時代を書くのはバブルが懐かしいからでしょうか?フェラーリ250 カリフォルニア・スパイダーに乗りたい気はしますが、20億円と思うと、貧乏性で小心者なので無理かも知れません(笑)🚗🚗🚗 https://octane.jp/articles/detail/1978 https://www.futabasha.co.jp/book/97845752453180000000?type=12022/07/19

おしゃべりメガネ

129
10代から20代にかけて村上春樹さん、馳星周さんと同じくらい夢中になって読んでいた大沢先生の作品。若い頃はこんなハードボイルドな世界に憧れて、自分もいつかそういう年齢に近づくのかなとぼんやりと思っていたら、本作の主人公「円藤」ほどではないにしろ、まあまあ近づいてきたなと。本作はとにかく大沢さんらしさがしっかりとつまっていますが、やっぱり年齢のせいか、意外とアッサリだったかなと感じました。もっとシブさ全開を期待していましたが、実際のトコはこんな感じなんでしょうね。500頁弱でしたが、サラサラと読めました。2022/09/09

あすなろ

122
なんでそんな事を気にするの。30年逢ってないんだよ。あたしのことなんかとっくに忘れちゃっていいのに。男は未練で酒を飲める程、女を忘れられない。そこにフェラーリカルフォルニアスパイダーが絡む。そんなオトナの男のハードボイルド調ファンタジーという趣き。愉しませて貰いました。誰にも彼にも三十年越しの想い出があるのかないのかは分からないけれど、あの時と続かない今があるならば、それを続けてみたい、或いは続いていればという想いがあるのならば時にはこうしたオトナのエンターテイメントも佳き読書となる筈。そうした作品である2022/11/13

KAZOO

120
久しぶりの大沢さんの作品です。お年を召されたせいか主人公も60代となっていてバブルのころにいい思いをした人物たちがかなり登場します。当時かなりの借金をしてクラブの女性と姿をくらました人物と所有していた車(時価20億円)を見たということから主人公が動き始めますが、様々な人物がからんできます。若干不必要な絡みがあったりするのですが、まあ一気に読んでしまいました。2024/11/01

Kei

102
淡々と。ハードボイルドが成立し難い今に、過去のバブルとスーパーカーと、愛する人をからめて、過去を探す物語。登場人物の繋がりは、偶然にすぎるし、30年という年月、こんな風には隠れられないし、なんといっても、女性が人生を棒にする理由が圧倒的に弱い。しかし、しかし、読ませるんですね。(笑)一番、よい女、であろう長年の友に裏切られて、バブル崩壊の傷の深さを、改めて知る主人公が哀しい。晩秋行、良い題名です。2023/01/15

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