出版社内容情報
最後の最後で読者がそれまで見てきたものとは違った景色を提示する「どんでん返し」。前作『最後のページをめくるまで』で見せた鮮やかなどんでん返しを、本作でも再び実現! 「俺の話を聞け」から「真実」まで全五編を収録した驚きの短編集。
内容説明
新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務となったあなた。実は…(「二週間後の未来」)。ひとりの男の死を巡り、各々が知っていることを話すのだが…(「俺の話を聞け」)。財布を取り戻してくれた女性に、あたしは良い機会だと話しかけるが…(「それは財布からはじまった」)。友人の結婚式で新婦が逃走。なぜそうなったのか気になった僕は…(「きみのための探偵」)。「俺の話を聞け」―その後どうなったのか。真実がここに(「真実」)。この世の中をいち早く描いたミステリ「二週間後の未来」ほか、どんでん返しを含む、ドライでダークでアイロニカルなミステリ集。
著者等紹介
水生大海[ミズキヒロミ]
三重県生まれ。漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞銅賞受賞。08年、福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞。受賞作は『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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