双葉文庫
黒雲兆す―返り忠兵衛江戸見聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575665710
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

定海藩の騒動は決着したものの、改革の余波は治まらずにいた。藩に戻らず江戸での浪人暮らしを選んだ筧忠兵衛の元には、日向国室藩から高禄で召し抱えたいという話がもたらされる。忠兵衛に対する新たな陰謀が密かに進行するなか、南町同心の岸井千蔵は京に本店を持つ薬種問屋南波屋を探り始めるのだが。書き下ろし長編時代小説、話題沸騰の第六弾。

著者等紹介

芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。時代小説の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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とし

74
返り忠兵衛江戸見聞「黒雲兆す」6巻。第二部の始まりですね、浅井蔵人は江戸を離れ、忠兵衛さんは帰藩せず、他藩からの士官の誘い、薬種問屋南波屋や洲崎屋の企み等などで大きな動きは無しでしたね。 2022/05/15

tengen

29
藩に戻らず江戸での浪人暮らしを選んだ筧忠兵衛の元に日向国室藩から士官の話がもたらされるが、その裏には藩主直水久武の策略があった。 江戸を離れた浅井はとある宿場で拐かされた姉妹を助ける。 南町同心の岸井千蔵は京に本店を持つ薬種問屋南波屋を探り始めるのだが恐喝並びに殺人の容疑をかけられてしまう。岸井を嵌めたのが南波屋と洲崎屋の魂胆と確信した忠兵衛は洲崎屋と繋がりの深い定海藩の江戸屋敷へ側用人の田宮伴内を訪れる。 南波屋喜六(鬼六)の次なる仕掛けは?室藩は何を企むのか?2017/12/05

ひかつば@呑ん読会堪能中

7
素浪人になった真っ正直な若い武士、忠兵衛を描く第5弾。ここからは第二部ということで、廻国修行に出た浅井の話がお決まりのパターンだけれども面白かった。が、冒頭から忠兵衛は短気者とされ、見知らぬ怪しげな町人相手に会話でやり込められ、その後も傍若無人な振る舞いを許してしまうという何とも愚かな男になっている。譜代大名や同心岸井にまつわる話もいまひとつで、次はどうするかな。2012/11/27

ソババッケ

6
シリーズ6作目。前作の結末から、今回からの新展開を期待したのだが、前半はもたもたした動きで、興ざめ。定海藩とはまだずるずると関係していきそう。南波屋の江戸店と廻船問屋・洲崎屋を牛耳る黒幕が姿を現した。喜六こと天名の鬼六。あの定海藩を出奔した神原采女正は鬼六に拾われていた。日向国室藩2万石、直水家も忠兵衛に食指をのばしてきた。その目的は定海藩の内情を探ることにありそうだが、真の目的は定かではない。物書き屋の越前屋も新たに登場。岸井同心の謹慎事件はあったものの、今回はあくまで、今後への伏線。★3.02012/10/05

カバン

5
黒幕が動きだしただけで終わってしまい、次が気になります。浅井さんが元気そうで良かった。2015/01/05

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