出版社内容情報
ある実業家が変死体で発見された。妻はひとり東京へと向かったという。疑念を抱いた刑事たちは後を追うが、髪形、髪色、服装を変えた妻は都会の人込みに紛れこむ。そして偶然、妻が身を寄せた家で起きた誤解が新たな悲劇を生むのだった。この女は魔女なのか!? ヒューマン・ミステリーの名手が挑む新境地!
内容説明
真鶴港の沖に浮かぶ大物実業家の遺体が発見された。共にクルーザーで出航した妻はひとり港に戻り、すぐさま東京へ出かけたという。事件、事故の両面から捜査を開始した警察は妻の行方を捜す一方、その素性を洗うと、驚くべき過去が判明した!逃げる女、追う刑事―著者の新境地!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。データベース会社に勤務のかたわら執筆した「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
74
75/100点 何か中途半端な作品。事件の謎など全然解けておらずただ犯人と追いかけっこをしただけ。犯人ももっとしたたかな悪女かなと思っていたのですが普通の女性だし、ラストも刑事が間抜けすぎでちょっと引きましたね。2020/04/17
ミーママ
37
図書館の本📙 話がスムーズに進みすぎ。 久しぶりの小杉作品。物足りない感じあり。 2020-822020/09/19
薦渕雅春
36
30歳離れる実業家の妻の座にいる久下暁子、東海道本線のグリーン車に乗って度々東京に遊びに行く。ただ、その夜は違ってた。逃げるようにしているのは夫を殺した為なのか? 列車でたまたま一緒になった女性、麻衣と東京駅で降り、2人とも別々な逃避行をするがどこかで繋がってくる。クルーザーから転落死したと見られる暁子の夫は果たして事故だったのか、暁子により殺されたのか。暁子の過去が明らかになると共に、麻衣の過去、人生も語られて行く。ミステリーとしては少しパンチに欠けるか。偶然が出来過ぎの感もあるが、サクサクっと読めた。2021/08/21
Syo
36
う〜む。 ちょいと、うまく行きすぎ。 ていうか、ねぇ。 あっという間に読めたけどさ。2019/12/08
信兵衛
29
本ストーリィの主眼は、追われるものと追うもの、それぞれ2つの側から描いた追跡ゲームといったところにあるようです。2020/02/07