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むかしむかしあるところに、死体がありました。

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575241662
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報


【紀伊國屋書店チャンネル】

内容説明

鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる!ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!?昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集!

著者等紹介

青柳碧人[アオヤギアイト]
1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回「講談社Birth」小説部門を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

1276
面白かった。好きな作風。花咲か爺さんと鶴の恩返しあたりが白眉だろうか。昔話にブラックなオチをつけるとそれだけでだいたい面白くなるので、たしかにミステリとのマッチングはいいのかもしれない。鬼がほぼ善良な性格だったり、龍宮城の魚たちも人間のメタファーと捉えれば「本当に怖いのは人間」という視点が通底している。それがストーリーに上手く昇華しているのが先に挙げた二話。桃太郎も出だしは良かったけど惜しい展開。続編もぜひ見てみたい。金太郎やかぐや姫ならどんなミステリが出来上がるだろう。2020/01/06

starbro

1168
2020年本屋大賞にノミネートされてから、図書館に予約したので、コロナ禍もあって、漸く読めました。本書で2020年本屋大賞ノミネート作、コンプリートです(10/10)。但し、出版されて1年以上経っているので、新作ハンターとしては失格です。青柳 碧人、初読、本書は日本昔話イヤミス連作短編集でした。期待した程は面白くなかったので、本屋大賞10位は順当なところです。オススメは、『つるの倒叙がえし』&『絶海の鬼ケ島』。先日、久々仕事で「浦島伝説」発祥の地、横浜市神奈川区浦島町に行きました(笑)2020/08/28

きみたけ

1018
昔ばなしのパロディ本かと思ったら、昔ばなしをモチーフにした殺人ミステリー小説と言った感じでした。意外と面白かったです。2020年の本屋大賞ノミネート作だそうです。オムニバス形式で、一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎の5話(のスピンオフストーリー)が納められていて、短編で気軽に読めました。密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリーのテーマで読み解く全く新しいタイプの本です。2021/08/21

青乃108号

911
短編集は、一気に読むものじゃないのう。鶴の恩返しは良かったが、その後は飽きてしもうて。最後の桃太郎はもうどうでも良うなって斜め読みやった。少しずつ読みゃあ評価も変わったろうに、もったいないことじゃった。2022/05/26

ウッディ

905
一寸法師、花咲爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎に桃太郎。昔話の中で起こる殺人事件。打出の小槌で体を大きくしたり、小さくしたり・・誰もの頭の中に設定がインプットされているから、突拍子もない前提条件を説明することなく、謎解きが行われます。ただ、正義の味方が邪悪な心を抱いていないとは限らない。不在証明あり、叙述トリックあり、「そして誰もいなくなった」風ありと、本格ミステリーっぽい内容で、猿の言い伝えとして真相が明らかになる鬼たちの悲しい物語など、話題になるのも納得でしたが、本屋大賞候補になるほどかなとも思いました。2020/06/28

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