荒海を渡る鉄の舟

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575240658
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



鳥羽 亮[トバ リョウ]
著・文・その他

内容説明

日本が大変革した明治維新。その分岐点となった江戸城無血開城への道を開く一方で、激動の時代に揺らぐことなく自己研鑽に励み、ついに大悟。剣では無敵の極意を得て一刀正伝無刀流を開き、書では「天下第一」と評され、同時代の誰もがその卓越した人格を敬した、山岡鉄舟。破格の男の生涯を通して、生きることの深淵に迫る傑作歴史小説。

著者等紹介

鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞。自らの剣道体験をもとに剣豪小説の第一人者となる。著作は300冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gachi_folk

10
無血開城といえば会津の秋月悌次郎と山岡鉄舟。泥臭い秋月に対して鉄舟はなんとも無骨。西郷も大久保も、鉄舟の「欲の無さ」には脱帽しただろうな。時代の終焉、そして幕開けにはこうした名脇役の活躍がある。ラストの落語のエピソードなんかは鉄舟っぽくて微笑ましい。いいの読んだ。2019/09/17

Book Lover Mr.Garakuta

6
図書館本:速読、読了。幕末の話で、参考図書としては良いかも、★3。2018/12/24

trazom

5
山岡鉄舟という人物の生涯が非常に見通しよくわかる読みやすい小説である。山岡鉄舟というと、西郷隆盛と交渉をし、江戸城無血開城を実現した人物として有名であるが、その後の人生は全く知らなかった。維新後、求めに応じて県参事、明治天皇の侍従などを務めるが、権力への執着は全くなく、ひたすら、剣と禅の修行に打ち込む晩年だったとか。服装など全く構わなかったことから、鬼鉄とかボロ鉄とか呼ばれていたらしいが、そういう呼称が勲章ともいえるような本当に清々しい人物である。そういう人物の凄さを一瞬で見抜いた西郷も勝も、立派だ。2018/01/03

とくま

3
○武骨な感じが。2018/02/09

もも吉

2
幕末、明治と今年の大河ドラマと同じくする時代の英雄です。維新後の幕府側からの視線で時代をみる事が無かったのでとても新鮮でした。利害とか利益とかを重視して登りつめていった日本が忘れてしまった物があるように思いました。2018/01/08

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