たった、それだけ

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575238808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

贈賄の罪が明るみに出る前に失踪した男と、その妻、姉、娘、浮気相手。考え抜いたそれぞれの胸の内からこぼれでた“たった、それだけ”のこと。本屋大賞ノミネート作『誰かが足りない』の感動ふたたび。人の弱さを見つめ、強さを信じる、著者の新たなる傑作!

著者等紹介

宮下奈都[ミヤシタナツ]
1967年福井県生まれ。2004年「静かな雨」で文學界新人賞佳作に入選。07年刊行の初長編『スコーレNO.4』が話題に。2011年に上梓した『誰かが足りない』は多くの読者を獲得、翌年の本屋大賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

238
贈賄に関与していた男、その失踪を手助けした愛人、事態を受け入れられないまま残された妻、どうして父親がいないのか事情を知らない娘、人が良くて真面目だった弟を信じたい姉。ひとりの男を巡って、それぞれの女達のその後を描いた連作短篇集。どうしようもなく辛いとき、哀しくてやりきれないとき、そしてどうにもできない現実を突きつけられたとき、「たった、それだけ」と思う事で救われたりする。逃げるズルさ、弱さ、重たい現実を背負って、それでも生きていく。そんな覚悟が持てるのもまた人間なのだと、読後、かすかな光が見えた気がした。2015/02/21

takaC

204
第六話の益田が望月正幸ってことでいいの?正幸が一人称の話が一話もなかったので色々なことがよくわからずじまいな感じ。2017/08/12

紫綺

145
悲しい気分で始まり、悲しいの連続する連作短編。でも宮下さんの筆力なのか、読む速度は加速する。暗闇でオレンジ色の温かい炎を見つめることが出きた、そんな不思議な本だった。たった、それだけ。たった、それだけのことだったんだな。2015/03/06

144
各章、重苦しい心理描写を背景に繋がって行く。引き込まれていく。高望みせず、先の事など考えず、目の前の事にだけ、真摯に生きていく。「たった、それだけ」で良い。ほっとさせられる。重たい空気をトータ君が明るくしてくれた。救われました。宮下さん「惚れました。」2016/05/04

なゆ

121
〝たった、それだけ〟の言葉や思いで、救われたりその逆だったり。一人の男性(望月)の失踪という重いスタートの第一話。何の前触れもなくこんな風に家族が壊れてしまったら、いろいろ大変なのはわかるけど…でもやっぱり一番苦労するのは子供だ。後半の望月の娘ルイの章が、とても心が痛んで、そしてじわじわと心からホッとした。いい人たちに巡り合えて。ラスト、実はちょっと複雑な気分ではある。逃げるということ。トータが言った「逃げてるように見えても、地球は丸いんだ。反対側から見たら追いかけてるのかもしれねーし。」はいいけどね。2015/09/08

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