内容説明
外国人VIPの警護班を任された、駆け出しの女性ボディガード・愛。美術商だという容姿端麗なVIPを護衛する最中、彼女に警告の電話がかかってくる。“その男は死神だ”と。その言葉を裏付けるかのように、関係者の死や何者かの突然の襲撃に遭い、愛は自らの人生を揺るがす大きな事件に巻き込まれていくことになり―。
著者等紹介
渡辺容子[ワタナベヨウコ]
1959年、東京都生まれ。東京女学館短期大学卒業。92年「売る女、脱ぐ女」で第59回小説現代新人賞受賞。96年に『左手に告げるなかれ』で第42回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そのぼん
41
女性がボディーガードをするという設定なのでハードボイルドっぽい感じで進んでいくのかと思いましたが、途中から少女漫画のようなノリに変わっていきました。ちょっと意外でしたがこれはこれで悪くなかったです。2013/02/18
σ(-。-)
17
あれ?自分は、ブルームーンに何をお願いしたかなぁ~。忘れた! まっ、アイは、よかったね。2012/11/25
Yuki
13
婚活に勤しむも、連敗中の女性ボディーガード、一流愛。前半と後半の話が、何だかガラッと変わってしまったように感じました。個人的には前半の部分が好きでした。色んな意味で、『あり得ない』所がありましたが、ま、これはこれでありなのかと思います。所々、クスッと笑わせてもらいました。2013/02/28
バンヌ
8
男前な主人公『愛』が、一連の事件を通して、自分の幸せを掴む一種のシンデレラストーリーです。ボディーガードとしてマルタイ(警護対象)を守っている『愛』自身が実は…っというストーリー展開なので、スピード感がある作品です。ある意味、女の子の夢を凝縮した作品と言っていいかもしれません。ページ数の割りにサクサク読むことが出来ました。2012/10/05
外道皇帝
7
「エグゼクティブ・プロテクション」に続くボディガードもの。八木さんもちらりと出てきます。新人ボディガードの一流愛がチームで外国人VIPの警護につくが、実は警護していたはずなのに警護されていたというお笑いのような展開。その後もハーレクイン・ロマンスばりの甘々な展開と適度なアクションで実にロマンチックな展開。いやいやこれはないでしょう。あまりにご都合主義すぎですよ。2012/11/13