イジ女(め)

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575236026
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

女の世界はこんなに大変。同僚、友だち、隣近所―こういう女、いるでしょう?女社会の「チクチク感」を描く達人・春口裕子presents。傑作短編集。

著者等紹介

春口裕子[ハルグチユウコ]
1970年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。損保会社に勤務、広報の仕事などに携わる。01年、退職。同年『火群の館』で「第2回ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞する。近著に、日本推理作家協会賞の最終候補作となった表題作を含む短編集『ホームシックシアター』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

86
春口さんのイヤミス作品は、「行方」がなかなかの出来だったので、本作も期待して手に取ってみました。陰湿でドロドロした雰囲気をとことん味わいたかった自分としては、やや肩透かしの印象が拭えません。短編はそれぞれセレブ自慢女だったり、ジコチュー高飛車女だったりと、ネタは香ばしいのですが、何かが足りない。多分、加害者もしくは被害者の視点で描けていないのが原因の一端かと。ただ表題作は、ホラーテイストでいい感じにまとまっていただけに、春口さんには女の嫌らしさを目一杯デフォルメして、突き抜けた作品を期待したいところです。2017/11/12

優花 🍯モグモグ

63
この作品に出てくる嫌な女性、意地悪な女性は確かに存在する。周りにいる曖昧な態度で接している人たちもいる。この女性特有の関係性を上手く表現してた気がします。あんぽんたん、やるきナッシング、レッツゴーらゴーなどちょっと!?死語も懐かしく、「感じ悪い」「こういう女性いる。いる。」と思いながら一気読みしました。2016/05/03

やこ´•ᴥ•`

58
一昔前?の死語を使ったタイトルの短編集8編。最後の「レッツらゴー」で春口さんの意図が読み取れる(笑)。確かに死語って聞かされると、ウザーとかゲッとか思うけど、ちょっと脱力してしまうよね。女の嫌な所を描いた短編集ではあったけど、その死語のお陰でちょっと緩和されてた感じしたもんなー。それでも表題の「イジ女」と「あんぽんたん」の嫌な気分っぷりは、もやもやさせられた~!^^;この短編集に出てくる、わかり易く嫌な女たちとはなるべく関わらずこれからも生きていきたいと思った(;・∀・)2017/09/11

いしかわ

58
女の陰湿な世界を、女の視点で語る短編集。「こういう女いる!」という顔を顰めてしまうような思いも、「この女って、私?」というハッとする思いも感じられながら、読み進めるほどに女の痛さと女の怖さ、そして自分が女だということを実感して身震いする。イヤな気持ちになるのに、時々'女'をテーマにした作品を読みたくなる。けれど、考えてみれば日常でイヤってほど、女の毒を浴びている。2014/02/09

千穂

47
嫌な女満載。これでもかと畳み掛ける嫌な女たちに途中で放り出したかったが、一話が短い短編集。最後まで読みきった。目立とう精神、オフレコ、ミーちゃんハーちゃん、あんぽんたん、やる気ナッシング、こんな言い方してましたね〜〜表題作のイジ女、職場でもこんな陰湿なイジメあるの〜?女の世界怖いね。2018/09/09

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