双葉新書<br> 株・手形・不動産「騙し」の手口―平成経済裏面史

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双葉新書
株・手形・不動産「騙し」の手口―平成経済裏面史

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  • サイズ B40判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575154092
  • NDC分類 326.26
  • Cコード C0295

内容説明

うまい話には罠がある―わかっていても、欲望が渦巻くカネの世界で、人はコロリと騙される。それは、知能犯の「魔の手」を知らないからだ。彼らが、巧みに法の網の目をかいくぐり、新たな「カモ」を捕らえる手口を、経済の裏面に精通した著者が明かす。

目次

第1章 株式犯罪のカラクリ(株価操作編1 株価操縦の方法;株価操作編2 株価操縦の実例;株価操作編3 風説の流布と偽計取引;インサイダー取引編;損失補てん・五%ルール違反編;粉飾決算編;未公開株・偽造株券編;不正・架空増資編;株券詐取・デス編)
第2章 手形犯罪のカラクリ(手形詐取編;手形偽造編;不渡り詐欺編)
第3章 不動産犯罪のカラクリ(競売妨害編1 競売の流れとその妨害;競売妨害編2 登記簿の読み方;競売妨害編3 競売妨害の応用例;地面詐欺編)

著者等紹介

相楽総一[サガラソウイチ]
ノンフィクションライター。1960年、大阪市生まれ。立命館大学経営学部卒。ユニバーサル証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)退社後、経済雑誌の編集者などを経て独立。特に経済の裏側をめぐる取材を得意とし、月刊誌やムックで幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

18
タイトルのとおり詐欺の手口について実際のケースを挙げ、関係者へのインタビューで補足しながら説明している。まだ電子化されていなかった頃の話がメインということもあり、紙の株券や手形、登記簿の危険性を強く感じた。紙では所有者や今どこにあるかという記録が残らず、騙しとれば誰でも悪用できるというのは社会的に見ても危険なことだと思いました。電子化なら絶対大丈夫ではないだろうけど、紙の時よりもそうした悪用をするハードルは確実に上がっただろうと思います。また、資金繰りに困った時にも詐欺師は狙ってくるというのも学べました。2021/06/14

bittersweet symphony

1
相楽総一(1960-)さんは証券会社勤務→経済雑誌(どこだろう)の編集→フリーのノンフィクションライターという経歴の人、大学が立命館というのもあわせ、関西をベースにしている人が多い印象のある、政治や経済の裏側を取材対象としている方たちの一人という位置付けになりますか。本書は「オール讀物」に連載されていたものをまとめたもの、ボリューム的には株:手形:不動産が5:3:2くらいの配分になっています。2013/04/10

Gen Kato

1
再読。リアル『白昼の死角』の世界です。どこまでが商取引でどこまでが詐欺なのか…2014/05/06

gokuri

1
株電子化前の事例、手形詐欺、不動産競売の詐欺などわかりやすく解説されている。時代を感じる。2013/04/29

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