双葉新書
日本シリーズの決定的瞬間―その時、指揮官は何を決断したか

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  • サイズ B40判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575153842
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

1979年の古葉・広島対西本・近鉄、83年の広岡・西武対藤田・巨人、89年の藤田・巨人対仰木・近鉄、92年の森・西武対野村・ヤクルト。名勝負と語り継がれる日本シリーズの、監督がくだした「決断」をテーマに、勝負事の運と必然、監督と選手の意思伝達と綻び等を描き出す。監督とは、リーダーシップとは何かを問う。

内容説明

1979年の古葉広島対西本近鉄、83年の広岡西武対藤田巨人、89年の藤田巨人対仰木近鉄、92年の森西武対野村ヤクルト。第7戦までもつれ、名勝負と語り継がれる日本シリーズに、明暗を分けた瞬間があった。その決定的瞬間、指揮官がくだした「決断」に至る心の動き、駆け引きを本書は克明に描き出す。監督とは何か、リーダーはどうあるべきか?ビジネス社会に通じるヒントを含みながら、人間ドラマとしての野球の魅力と奥深さを届ける。

目次

第1章 古葉・広島VS西本・近鉄(1979年)西本のスクイズ(風雲急を告げる;平手打ちの音が響いた ほか)
第2章 広岡・西武VS藤田・巨人(1983年)藤田がウィンドブレーカーを脱いだとき(江川か西本か;巨人への怨念 ほか)
第3章 藤田・巨人VS仰木・近鉄(1989年)3連敗の夜(最高権力者・務台光雄;箱根「奈良屋」一號別館 ほか)
第4章 森・西武VS野村・ヤクルト(1992年)森が清原を下げた(逆転5回のシーソーゲーム;捕手出身監督の時代 ほか)

著者等紹介

松下茂典[マツシタシゲノリ]
1954年、石川県金沢市生まれ。明治大学卒。ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まわる

5
図書館本。「野球の面白さは、投手対打者の対決に始まり、監督対監督の心理戦に終わる。とりわけ、長いペナントレースより、短期決戦の日本シリーズのほうが、監督の野球観や性格がダイレクトに出て、興趣が増す」まさに今季の日本シリーズはそれに当てはまる。取り上げられている4つの日本シリーズ、どれが1番とは決められない。監督という役割は本当に大変だ…。2016/11/15

YOS1968

5
短期決戦の監督の采配に焦点を当てている。1979年の「江夏の21球」で有名な古葉広島vs西本近鉄。1983年の「新盟主決定戦」である広岡西武vs藤田読売。1989年「3連敗後の4連勝」で忘れがたい藤田読売vs仰木近鉄。1992年「捕手出身監督同士の熱戦」であった森西武vs野村ヤクルト。以上の4回の日本シリーズを分析している。どのシリーズも懐かしく、今年の日本シリーズが始まる直前であり、楽しめました。2011/11/12

owawamure

2
データ的なものをつらつらと並べる部分は正直苦痛だが、人間が覗いてくる部分はやはり面白い。捕手出身監督の優位さなど、著者の持論も入ってきており、そうした分析も面白い。やっぱり、データよりも人間だな、という感じ。2011/11/01

あーさー

1
1989年の巨人vs近鉄など、印象に残る4つの日本シリーズを掘り下げた一冊。非常に読み応えがありました。2025/01/05

シロー

1
西本さんがインスタントコーヒーを開けられないのがなんとも微笑ましい。しかし、この本の主役は藤田さんです。監督としての実績はまぎれもなく超一流。人間的魅力も当代随一。ONの失敗をことごとく尻拭いしたGの救世主。この人がいなかったら巨人は暗黒時代を迎えたかもしれません(アンチGとしては一寸観てみたい)。もっと評価されていい方ですよね。どなたか藤田さんで一冊書いてくれないでしょうか?2014/03/10

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