内容説明
花山商事営業部員・黒部研吉は上司に月給泥棒呼ばわりされ、同僚には無視される無能なサラリーマンだ。その彼には誰にも知られない一面があった。新宿の雑踏で偶然知り合った蓮香竜と名乗る中国人に閨房術の特訓を受けていたのだ。女をひとにらみするだけで欲情させ、言うことを聞かせてしまうのが閨房術というものだった。術の効果で何人もの女とやすやすと関係を結んだ研吉だが、女達の一人に暴力団会長の情婦がいて大ピンチを招いてしまった。殺される、と観念した研吉の目に槇の出現を認めた時、運命が変わった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1977年から
0
1994年
