源氏物語と能―雅びから幽玄の世界へ

源氏物語と能―雅びから幽玄の世界へ

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784573410015
  • NDC分類 773
  • Cコード C1095

目次

1 夕顔の巻と能「半蔀」―夢のように美しく大らかに咲いた「夕顔」の恋
2 夕顔の巻と能「夕顔」―十九の若さではかなく散った「夕顔」の女の哀しみ
3 葵の巻と能「葵上」―気高くも美しい未亡人「六条御息所」の乱れに乱れる女心
4 賢木の巻と能「野宮」―うら枯れた嵯峨野の寂寥の中で「六条御息所」の胸の内に燃える恋の炎
5 須磨・明石の巻と能「須磨源氏」―風光明媚な須磨の浦へと身を引いた「光源氏」の来し方、行く末
6 澪標の巻と能「住吉詣」―絢爛豪華な王朝絵巻をひもとくような…光源氏と「明石の君」のめぐり逢い
7 玉鬘十帖と能「玉葛」―いくたりもの男を虜にした明るく、賢く、美しい娘「玉鬘(玉葛)」の狂乱
8 若菜・柏木・横笛・夕霧の巻と能「落葉」―夕霧の愛にとまどい、心を閉ざす内気な未亡人「落葉の宮」の果てしない憂愁
9 宇治十帖と能「浮舟」―二人の男の間をさまよう悲劇のヒロイン「浮舟」の恋の懊悩
10 「源氏物語表白」と能「源氏供養」―日本文学史にそびえ立つ才女「紫式部」と愛と無常の物語世界がよみがえる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maekoo

3
源氏物語を扱った主な能の演目について、原点である源氏物語の引用巻及びそのあらすじや内容の紹介と、能で扱われている描き方やシテ方と地謡の謡も紹介してくれています。 あらすじや内容紹介は文学的な書き方で大変楽しめます。 能の紹介も、舞台設定や謡の意味、面の扱いや表現も紹介しており、中世の仏教観に裏打ちされた作品世界の紹介も深く、源氏物語も能も楽しめる贅沢な内容です。2021/05/20

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