内容説明
明治以降の近代文学の作品の中に、東京の食べものの店はさまざまな形で登場します。そして作家たちが愛し、作中人物に語らせ、そこを舞台として活躍させた店のかなりの部分は、関東大震災や太平洋戦争を経たいまも老舗として残り、昔の味を伝えています。また戦後に登場した店も、作品に描かれることによって時代の風俗を象徴し、いま老舗の風格をそなえようとしています。小説や詩作品、随筆の名手によって描かれた“東京の味”を、作品の雰囲気とともに心ゆくまで味わってください。
目次
小説に登場するおいしい店
詩や俳句に詠まれた東京の味
エッセイの名手が描く旨いもの
感想・レビュー
-
- 和書
- 冬の雑草